新卒で仕事を辞める最適のタイミングはいつ?切り出し方や転職も解説

新卒で入社したものの、早くも辞めたい気分になっている人もいますよね。そしていつ辞めることを伝えるべきかに悩む人もいるでしょう。

確かにキャリアの長さや年齢に関係なく、退職を切り出すとなるとかなり緊張するものです。特に入社間もない場合、適切なタイミングを見極めるのが難しいでしょう。

今回は新卒で仕事を辞めるのに適したタイミングを、伝え方とともにご紹介します。なお今回の記事は以下の人におすすめです。

  • 入社して間もないが早く仕事を辞めたいと思っている人
  • 仕事を辞めたいが、タイミングや伝え方に悩んでいる人
  • 仕事を辞めたいものの、うまく転職できるか不安な人
目次

新卒1年目で仕事を辞める人は意外と多い

新卒1年目で仕事を辞める人は意外と多い

新卒で入社したものの、給料が低かったり中々早く帰れなかったりして、早く辞める気持ちになっている人もいますよね。ただ1年目で辞めることに自らの弱さを感じる人もいるでしょう。

実は新卒1年目で仕事を辞める人は意外と多いです。厚生労働省が行った調査によれば、入社後1年以内の離職率が1割台に及ぶという結果になっています。

つまり10人入社しても1人は何らかの理由で辞めている状態です。加えて第二新卒も入社後半年で半数が辞めている結果が出ており、比較的短期間で辞める人は結構います。

伝統的な考え方からすれば「根性がない」と思われがちではあるものの、 実際には早く辞める人も多い分、短期間での離職に罪悪感や自責の念を感じる必要はありません。

新卒の退職理由に多いものランキング上位5つ

新卒の退職理由に多いものランキング上位5つ

新卒1年目で辞める人が意外と多いことに衝撃を感じる人もいますよね。そしてなぜ短期間で辞めてしまうのか気になる人もいるでしょう。

新卒社員が早く辞めてしまう理由で特に多いものに、以下の5つが挙げられます。

仕事のミスマッチ

まず良くある理由が、仕事のミスマッチです。仕事の内容が思っていたものと異なっていたり入社前の話と違っていたりして、やる気をなくしてしまうことによります。

中には希望する業務を担当することになったものの、思ったほど適性がないことでモチベーションが下がるケースも多いです。他にも仕事の内容が退屈に感じられるケースもあります。

せっかく入社したものの、入社前の想定以上に仕事にやりがいを感じられないなどで辞めたくなるパターンです。

慢性的な長時間労働・残業や不十分な休日・休憩

また慢性的な長時間労働・残業や、休養の取りにくい環境が早期退職の原因になる人もいます。長時間労働や残業は普通の場合でも心身に大きな負担を与えるためです。

加えて休日出勤が当たり前だったり、激務で休憩が満足に取れなかったりすると、精神的にも追い詰められます。ストレスも軽減しづらい分、疲れも解消しにくくなるでしょう。

長時間労働などの結果、心身の疲れで辛い気持ちになって辞めたくなるのも大きな要因です。

職場の人間関係が悪い

さらに職場の人間関係を苦にして早く辞める人も多くいます。会社員の場合、基本的には同じ部署の同僚とチームで動くことが多い分、人間関係が悪いと苦痛に感じやすいです。

特にハラスメントが日常的な場合、委縮するあまりコミュニケーションや成長の機会を逃してしまいます。新人が放置されるケースや職場いじめに遭うと、自分を不要な存在と思いがちです。

上司や同僚とは同じ空間で接することが多い分、人間関係の悪さが原因で疲弊し辞めたくなる人もいます。

会社で新人が放置された場合の対策を解説!原因も合わせて紹介!

厳しいノルマやプレッシャー

ノルマやプレッシャーの厳しさも早期退職の原因です。信じられないほどのノルマを課せられるだけでも、過大なストレスや不安に苦しめられます。

加えて上司のプレッシャーが大きいと、落ち着く時間がない分、精神的にも疲れ果ててしまいがちです。ノルマを達成できなかった人への厳しい叱責があれば、なおさら委縮するでしょう。

あまりにもノルマなどが厳しく、精神的に落ち着く暇もないことで追い詰められ、新卒1年目にして辞めていく人もいます。

賃金面の不満

最後に賃金面の不満が原因でさっさと辞める人も多いです。たとえ入社時の基本給は満足できても、残業代込みだったり将来的な伸びが期待できなかったりして失望するためです。

加えて夏や冬のボーナスが少なく、会社の将来性に不安を感じる人もいます。長時間労働の割に給料が多くならない場合も、早期退職に繋がる要因です。

給料は満足に仕事をする動機になりやすい分、十分な対価として感じられなければ早く辞めたくなるでしょう。

冷静に考えよう!新卒で仕事を辞めるメリットとデメリット

冷静に考えよう!新卒で仕事を辞めるメリットとデメリット

上記に触れた原因などで新卒1年目にして仕事を辞めたい人も多いですよね。一方で職場に不満はあるものの、新卒で辞めて良いのかに悩む人もいるでしょう。

入社後の早い時期に退職する人はいるものの、新卒で仕事を辞めることにはメリット・デメリットがあります。落ち着いて判断するためにも両方見ていきましょう。

新卒で仕事を辞めるメリット3つ

まず新卒で仕事を辞めるメリットからご紹介します。主に以下に挙げる3点です。

自分に合った仕事や働き方を見つけられる

まず早期退職を通じて、自分に合った仕事や働き方を見つけられます。職場への不満を理由に辞めるケースが多い分、自分に合った業種や働き方について考える機会になるためです。

実力を発揮できなかったり適性がなかったりする場合は、適職診断などで自分に合う業種などを見つけられます。具体的に自分の携わりたい業務内容で転職先を探す方法もとれるでしょう。

加えて会社員の生き方が難しいと感じるのであれば、一度退職した上で働き方を見つめ直すきっかけにもなります。今後長く続く仕事人生をより良いものにするチャンスとも言えます。

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嫌な人間関係や職場環境から解放される

また早期退職によって、嫌な人間関係や職場環境からも解放される点も利点です。付き合いたくもない上司・同僚や顧客との関係も基本的に0になるため、気分的にすっきりしやすいです。

職場環境が厳しい場合についても、退職によって二度と行かずに済むため、なおさらストレスや疲れを感じなくなります。特に心身がかなり疲れ切っている人には魅力的なメリットです。

若さでやり直ししやすい

さらに新卒1年目は非常に若い分、やり直しが利きやすい点も大きいでしょう。若い場合は転職のチャンスも多い上、間違いがあっても多少は許して貰えるためです。

一方30代や40代など一定以上の年齢になると、転職のハードルが高くなります。加えて体力が衰える分、思い切った行動がしづらいです。

若さで何とかカバーできる分、新卒で辞めてもなんとかなるのも早期退職が持つメリットに数えられるでしょう。

新卒で仕事を辞めるデメリット3つ

新卒で仕事を辞めるデメリットも見ていきましょう。主に以下の3点が挙げられます。

転職活動のハードルが高くなることもある

まず新卒1年目で退職した場合、転職活動のハードルが高くなる場合に注意が必要です。年齢面で若くても、企業側としては「またすぐ辞められるのでは」と思われることもあります。

選考でも面接官は早期退職した理由を、必ずといって良いほど聞いてきやすいです。ネガティブな理由を並べ立てた場合は、不合格になる可能性も高まります。

転職選考に悪影響を及ぼすリスクも理解しつつ、面接官を納得させられるように説明できるようになることが必要です。

勢いで辞めると金銭面や精神面で手詰まりになる

また勢いで辞めると金銭面や精神面で追い詰められます。特に新卒入社したての人は失業保険の給付対象になりにくいです。

加えて転職先が決まるまで収入がない分、新卒で辞める際は十分な貯金を用意する必要があります。もし貯金がない状態でさっさと辞めると、お金の不安が付きまとうでしょう。

転職先が決まらない状態でのお金の不安は、メンタルにも悪影響を与えます。落ち着いて転職活動に取り組むためにも、勢いで辞める真似は避けるべきです。

正社員として再就職できるとは限らない

さらに早い時期に辞めた場合、正社員として再就職できるとも限りません。新卒で退職した人が再び正社員になれるのは3~4割程度であるためです。

正社員として転職できなかった結果、派遣社員などの非正規労働者として働く人も多くいます。ただ会社員としての働き方に疑問を感じる人には、逆に良い機会にもなるでしょう。

なお新卒2~3年目で退職した人については、再び正社員になれる割合が若干高いです。企業側が教育の手間が省ける点や将来性から、前向きに彼らを採用するという理由があります。

新卒で仕事を辞めるのに最適のタイミングはいつ?

新卒で仕事を辞めるのに最適のタイミングはいつ?

新卒で仕事を辞めることを考える際、タイミングで悩む人もいますよね。最もおすすめである3月中旬など、いくつかの時期が挙げられます。

最適なのは3月中旬

まず最も適しているのが3月下旬です。3月をもって辞める場合、雇用期間が12ヶ月に達する分、失業保険の給付対象とみなされます。失業保険を受給できれば、退職後のお金の心配は減るでしょう。

加えて1年目の場合は有給休暇も10日間取れます。3月末に退職する場合でも最後の10日間で取得すれば、給料を受け取りながら嫌な職場環境ともお別れできるでしょう。

直近でボーナスが貰える前年12月までは耐える

「3月までとても我慢できない」という人もいますよね。もし3月まで待てない場合は、せめて前年12月までは耐えるべきです。

12月は大企業を中心に冬のボーナスが支給されます。ボーナスはまとまった金額になりやすい分、貰った後に辞めても貯金として食いつないでいけるでしょう。

特にボーナスの支給額が大きい職場の場合、1度でも多く受け取っておいた方が、先々について考えた時に得と言えます。

なるべく早く退職したい場合は9月でも良い

年末までも待たない場合は、9月もおすすめの時期です。9月であれば少なくとも夏のボーナスが支給されるため、1度だけでも受け取れます。

加えて上半期の終わりでプロジェクトが完了するケースも多いです。プロジェクトが終わった節目は、人員面や心理面で退職しやすい分、9月を選んでも良いでしょう。

転職活動を考えてもおすすめの時期

3月や9月は転職活動を考えても退職におすすめの時期です。年度や半期の切り替えで、人事異動や人員補充の時期を目前に控える分、中途採用求人が増えます。

退職する側にとっても転職できるチャンスが広がるため、なるべく空白期間を作らずに再就職しやすいです。不安なくスムーズな転職を実現する上で、3月や9月はおすすめでしょう。

新卒で仕事を辞める際の切り出し方・伝え方5ステップ

新卒で仕事を辞める際の切り出し方・伝え方5ステップ

新卒で仕事を辞めることにした場合、切り出し方や伝え方が良く分からなかったり悩んだりする人もいますよね。以下の5つのステップに沿って進めれば伝えやすいでしょう。

退職希望時期の1~3ヶ月前には意思表示すべきタイミング

まず切り出すタイミングは、退職希望時期の1~3ヶ月前がおすすめです。法律上は2週間前でも問題ないとしているものの、引き継ぎなどを考えると遅くとも1ヶ月前が理想でしょう。

退職前にしっかり引き継ぎなどを行わない場合、後々まで会社との関係にしこりを残しかねません。今の職場が転職後に得意先になる場合もあるため、意思表示は早めにするべきです。

午後の業務開始の直後や夕方に直属の上司に伝える

次に退職を伝える時間帯は、午後の業務開始直後や夕方などが良いでしょう。

午後の業務開始直後はお昼を済ませて満腹な状態になっています。また夕方は疲れが溜まっている時間帯です。いずれの時間帯も思考力が鈍る分、退職を了承して貰える確率も高くなります。

伝える相手は直属の上司がおすすめです。引き継ぎなどをスムーズに行うことも考えると、一番伝えておいた方が良い相手と言えます。

上の上司や人事関係者に伝える人もいるでしょうが、離職率が上昇するのを嫌がって認めてくれないこともあります。

仲の良い先輩や同期には後から伝えるべき

なお仲の良い先輩や同期に先に伝えるのは避けるべきです。彼らに伝えた場合、転職活動などについて噂で広められ、気まずい立場になる可能性があります。

もし上司以外に伝えたいのであれば、学生時代の友人など今の職場に関係ない人を選ぶのが良いでしょう。

退職の意志や退職理由・時期をきちんと伝える

実際に切り出す際は、直属の上司に少しまとまった時間が取れるか尋ねます。上司の方で問題がなければ、別の部屋で2人きりで退職の意志を切り出すと良いでしょう。

伝える際は退職の意志に加えて理由や時期もはっきり伝えるべきです。はっきり伝えると、上司も意志が固さを認めて了承しやすくなります。引き止められる場合も粘った方が良いでしょう。

加えて理由もポジティブな内容にするのがおすすめです。待遇を理由にすると改善を条件に引き留めようとするでしょう。

引き止めがきつい場合は退職代行サービスを利用する

もし引き止めの態度が高圧的などきつい場合は、退職代行サービスを利用するのもおすすめです。本人に代わって退職手続きを行ってくれるため、心理的な負担も大きく減らせます。

直接退職を切り出すことに大きなハードルを感じるなどの場合に利用すると良いでしょう。ただ会社との関係に悪影響を残す場合もある点に注意すべきです。

言いづらい場合は家族や友人に相談しても良い

退職について中々言いづらい人もいますよね。もし言いづらい場合は、家族や友人に相談するのも1つの手です。

特に友人相手の場合は、愚痴に付き合ってくれるだけではなく、第三者として適切なアドバイスを貰える場合があります。退職が言いづらい場合も背中を押してくれるでしょう。

退職や転職活動に向けてするべきこと3つ

退職や転職活動に向けてするべきこと3つ

新卒で退職する場合、先々必要になる一定の流れや手続きも欠かせません。主に以下の3つを心掛けると良いでしょう。

退職や転職活動の流れや必要な手続きを把握する

まず退職や転職活動の流れや、必要な手続きを把握するべきです。退職や転職の際には引き継ぎや転職エージェントへの登録、健康保険・年金関係の手続きなどが発生します。

するべきことは意外と多いため、退職を決めた時点で一通り調べておいた方が、スムーズに進める上で役立つでしょう。引き継ぎについてもマニュアル作成を進めておくのが望ましいです。

なるべく在職中に転職活動する

また転職活動は、極力在職中に進めておきます。新卒で退職する場合、退職金は貰えない上、辞めるタイミングによっては失業保険も受け取れません。

少なくとも自己分析や企業研究は在職中に済ませておいた方が良いでしょう。加えて志望する企業を選ぶ際は、ミスマッチが起きないように慎重に行うべきです。

退職後の貯金も数ヶ月分準備する

退職後の貯金もなるべく用意するべきでしょう。新卒で辞める場合は無収入になるケースが非常に多いため、転職先が決まるまでの数ヶ月分を準備するのがおすすめです。

貯金を用意する際は、夏冬のボーナスを活用すると良いでしょう。もしボーナスを充てるのが難しい場合は、給料からぼちぼちと積み立てるのもありです。

給料から積み立てるのさえ難しい場合は、副業を認めて貰えそうであれば土日に別の仕事をする方法もあります。

まとめ

今回は新卒で仕事を辞めるのに適したタイミングを見てきました。入社してから間もない時期でも、職場環境の悪さや仕事内容への不満などで辞める人は意外といます。

辞めるのに適した時期は、失業保険や転職活動を考えると3月中旬が最適です。ただし3月まで我慢できない場合は、前年の9月や12月もおすすめでしょう。

早期退職は色々と準備を進めておけば、先々に不安を残すことなくできるものです。もし今の職場が苦しいと強く感じる場合、検討してみても良いでしょう。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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