勉強しない社会人は損!勉強するべき人の特徴や勉強のコツを伝授

社会人になっても勉強している人はそう多くはないでしょう。ただ、「何か勉強を始めようかな」と考えている人や、勉強しなければと思いつつも行動せずにいるケースも少なくありません。

実は、社会人が勉強をするとたくさんのメリットがあります。そこで今回は、社会人が勉強しない理由や勉強しないことによる影響、社会人が勉強する際のコツなどをご紹介します。

目次

勉強しない社会人の諸事情

社会人はどれくらいの人が勉強しているのでしょうか。「何もしていない」と言いつつ勉強している人もいるかもしれませんし、本当に全く勉強しない人もいます。

勉強をしている社会人の割合や、社会人の勉強時間などを確認してみましょう。

勉強する社会人の割合

リクルートワークス研究所の調査によると、勉強している社会人の割合は33.1%ということが分かっています。

(参考:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」)

この場合の「勉強している」の定義は、習い事をしていたり本を読んだりした場合です。ということは、残りの7割の人は、習い事をするわけでもなく、本読むこともしていないということになります。

また、会社から言われて行っている場合は数に含まれていません。自発的に「勉強したい」と思って行動している人はたったの3割。少ないと言えるのではないでしょうか。

社会人の勉強時間

総務省が行った調査では、勉強している社会人の平均勉強時間は6分ということが分かっています。

(参考:総務省「社会生活基本調査」)

長時間勉強している人も中にはいるはずですが、それにしても平均6分は短い印象です。6分ではできることも非常に限られます。少なくとも、資格取得のための勉強や習い事は30分以上はかかることでしょう。

6分で一体何ができるのでしょうか。気になるところですね。

世界の事情

実は、日本は世界で最も学ばない社会人が多い国です。パーソル総合研究所が行った、面白い調査結果を見てみましょう。

読書 語学学習 セミナーへの参加 何もしていない
日本 27.4 10.2 13.6 46.3
韓国 40.6 31.7 30.3 12.3
ベトナム 53.7 46.3 44.2 2.0
インド 40.9 23.4 45.8 4.9
オーストラリア 45.7 12.0 27.4 21.5

(参考:パーソル総合研究所「APACの就業実態・成長意識調査(2019年)」)

他にも何か国かありましたが、一部抜粋しています。「何もしていない」の割合が高いのは日本がダントツで1位、ベトナムが一番少ないという結果になりました。何も勉強していない日本人は、約2人に1人です。

ただ、日本は世界の国々と比較して、労働時間が長いことでも有名なので勉強する時間が取れないことも考えられます。

社会人が勉強しない4つの理由

日本の社会人はなぜ勉強しないのでしょうか。世界からその「勤勉性」が認められる日本人ですが、他の国に比べ自己学習している方は少なくなっています。

日本の社会人が勉強しない理由を考えてみましょう。

特に目的がない

すでに社会に出て仕事をしているため、これ以上やりたいことや夢、目的がないという場合は勉強する必要はありません。学生時代は「あの学校に行きたい」「将来はあの仕事がしたい」と、目的があるからこそ勉強しますが、社会人となりある程度目標を達成すれば、それ以上を望まない方も少なくありません。

また、社会人になってから「やっぱりあの仕事がしたい」「やっぱり大学院に入りたい」など、今の生活からかけ離れた目標を立てるのは難しいこともあります。特に、結婚し子どもができた方は「なんとか今の生活を維持したい」と思うようになる傾向があります。

時間がない

日本人は労働時間が長いことで有名ですが、諸外国と比較するとどれくらい違うのかを確認してみましょう。

構成労働省が、週労働時間が49時間以上の割合を調べた結果です。

男性 女性
日本 26.3% 8.3%
アメリカ 20.5% 10.3%
イギリス 16.1% 6.1%
フランス 13.8% 6.2%
ドイツ 11.3% 3.5%

(参考:厚生労働省「令和2年版過労死等防止対策白書」)

欧米各国に比べると、日本の男性は最も働いていることが分かりました。

また、日本は労働時間が長いうえに有給取得率が低いことも事実です。旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」が「有給所得率」を調査した結果、2015~2018年の3年連続で日本が19か国中最下位であったことが明らかになっています。

世界で最も働いている日本人なので、勉強する時間がないというのも納得の結果といえます。

生活は成り立つ

今の生活を続けていくことができれば良いと考えていることも、勉強しない理由の一つになっています。「目的・目標がない」ということにも繋がりますが、生活を維持できれば問題ないため、それ以上の夢や目標を持たない方も少なくありません。

世界経済が不安定ないまの時代は、お金を稼いで高年収になるよりも、「安定した生活」の方が価値があると感じやすい状況なのかもしれません。

出世する気がない

出世したり、独立したいと考えている場合は、知識や資格などを身につけるために必死で勉強します。ただ、特に出世を望まない方は、勉強をする必要がありません。

出世は年収や社会的地位が高くなるメリットがありますが、その分責任も大きくなりストレス値も高くなる可能性が高いため、出世を望まない方もいます。

労働時間が長く、休みがとりにくいうえに年功序列でなかなか出世できない風潮がある日本社会では、「勉強しよう!」「頑張って出世するぞ!」という気持ちが起きないのかもしれません。

勉強したいけど物理的にできない、あるいは勉強する理由すらないため勉強しないという方が多いようです。

社会人が勉強しないとどうなるのか

勉強する気がない、忙しくてなかなか勉強できないという方が多い状況ですが、勉強しないでいるとどうなるのか考えてみましょう。社会人が勉強しないことで起こり得る末路は、大きく分けて3つあります。

収入アップは見込めない

年収が高い人ほど、勉強している傾向があります。日本産経新聞の調査では、年収1,000万円以上の場合92%の方が新聞を読んでいることが分かりました。また自己学習している割合も、年収2,000万円以上の方が69.2%なのに対し、年収500万円台の場合は41.2%に減少するという調査結果も出ています。

知識やスキルがあるからこそ年収が増えるので、収入を増やすには勉強が必要であり、勉強しなければ収入が伸びることは少ないでしょう。

人生が豊かにならない

勉強は、成績アップや収入アップという数字だけにとらわれるものでもありません。例えば読書をすれば、語彙や知識が増えたり想像力が豊かになったり、著者の価値観を知り考え方の多様性を感じるなど、人としての豊かさも身に付きます。

現状維持も大事ですが、人生を楽しく彩りある生活にしたいのであれば、勉強して自分自身をアップデートしましょう。

人間は機械ではないため比較できるものではありませんが、パソコンも携帯電話も時には最新版にアップデートするものです。

転職に不利

知識や技術が豊富な方は転職に有利です。いざ、「環境を変えよう!」と思っても、現状維持を続けてただ目的もなく出勤していただけでは、人としての深みがありません。

同じ職務経歴がある人と比較されたときに「この人は向上心がある」「この知識を持っている」と強みを持つことができれば、転職時にもライバルを引き離すことができるでしょう。

勉強しやすい環境づくりのコツ

では、忙しく勉強する時間がなかなか取れない社会人の方はどうすれば集中して勉強できるようになるのでしょうか。勉強したくてもできないという悩みを抱えている方に、おすすめの方法をご紹介します。

静かな環境を準備する

まずは、静かな環境を整備しましょう。勉強用の部屋が用意できるのであればベストですが、なければ少し努力をしなければなりません。

例えば、近所のカフェや図書館を利用することもできます。また、少し大きめのウォークインクローゼットや屋根裏部屋がある方は、そこにスペースを作るのもありでしょう。

テレビが付いていたり、常に人の話し声が聞こえる環境ではなかなか集中できません。長時間でなくても1日の中で数分でも集中できる時間を作ることが大事です。

目標を定める

目標を明確にしましょう。ただ、「人生勉強のため」と考えていては、モチベーションが上がりません。「こうなりたい!」という具体的な目標があることで、スケジュールも立てやすくなります。

また、大きな目標だけでなくできるだけ具体的にした方が、計画を進めやすくなります。「1年後までに資格を取る」「3年以内にスキルを増やして転職する」など、自分で目標を決めてみましょう。

生活に直結する内容を選ぶ

定める目標は、生活に直結している方がモチベーションが上がります。例えば、「億万長者になる」と決めても、「多分なれない」という気持ちが出て続かなくなります。また、漠然とし過ぎて、何をして良いのか分からなくなります。

壮大な夢を掲げるのも大事ですが、なぜお金が欲しいのかを今一度考えてみましょう。お金が欲しい→生活に余裕が欲しい→車を購入したい、起業したい、結婚する予定があるなど様々な要因があるはずです。

その要因を解決しやすい目標を定めましょう。安定性を重視するなら「5年以内に役職に就く」「昇級試験に合格する」など。そのためには今の仕事にまつわる知識やスキルを磨くことになるでしょう。

一方で、起業したいと考えている場合は、まずは副業から始める、スキルが身に付く会社に転職して修行するなどできること、勉強内容の方向性が変わってきます。

空き時間を増やす

仕事を頼まれればノーと言わず、残業や休日を増やしてしまっている方も多いのではないでしょうか。目先の利益に固執すれば、働いた分手元にお金は入ってきます。

ただ、勉強すればもっと効率よくお金を稼げるようになるかもしれません。プライベートの時間が増え、友達や家族と過ごす有意義な時間や楽しい人生が手に入ることでしょう。

まずは「勉強したいけど物理的にできない」という問題を解決することから始めましょう。そのためには、空き時間を増やすことが重要です。休日の出勤数を減らす、週に1度は残業せずに帰宅するなどできることはたくさんあります。

「時間がない」「疲れている」などできない理由を探すのではなく、頑張って時間を作り出す努力をすることが大事です。

社会人におすすめの勉強内容

社会人はどのようなことを勉強するのでしょうか。勉強内容が気になる方は多いことでしょう。社会人におすすめの勉強内容を調査してまとめました。確認していきましょう。

みんなはどんなことを勉強しているの?

調査会社によって結果は様々ですが、主にはスポーツ、語学、楽器、ビジネス講座、IT系、手芸などが多くなっています。

前出した「労働時間」の調査結果から分かるように女性の方が習い事をしやすい環境であるため、「ヨガ」「手芸」などのジャンルにも人気があります。

社会人の男性でも取り組みやすい内容の習い事を、これから詳しくご紹介します。

英語

取り組みやすくスキルが身に付く習い事と言えば「英語」です。どのようなジャンルの仕事にも活かすことができるので、誰にでもおすすめできる習い事と言えます。英語が話せれば、旅行でも使用でき、海外に友達ができたりと、人生が豊かになることでしょう。

英語は以下のような方におすすめの習い事です。

  • 職場で英語を使用する環境にいる人
  • 海外旅行に良く行く人
  • 今後の人生の可能性を広げたい人
費用相場は、グループ制クラスで月5,000円、マンツーマンでは1万円程度です。

プログラミング

プログラミングは、IT業界で活かすことができるスキルです。IT業界は人手不足の状態なので、転職や企業を考えている方におすすめの勉強内容です。パソコン教室は全国各地にあるので、どの教室でどのような内容を教えてくれるのか調べてみましょう。

プログラミングは、以下のような方におすすめの習い事です。

  • 転職・起業したい人
  • 機械が好きな人
  • 収入を増やしたい人
費用相場は、授業数にもよりますが月6,000円~2万円程度です。

簿記

簿記は、お金の計算方法に関する内容を学ぶことができますので、知識もスキルも身に付きます。事務や経理の仕事で役立てることができるでしょう。また、いずれ起業することを考えている場合にも、お金の管理は必要になるため、勉強しておいて損はありません。

簿記は、以下のような方におすすめの習い事です。

  • 家計をやりくりしたい人
  • 経理や事務の仕事がしたい人
  • 起業して自分でお金の管理をしたい人
費用相場は、月5,000円程度です。

株式投資

金融に関することは若いうちから勉強しておくに越したことはありません。投資や効率の良い貯金方法などを学び、コツコツ実践していくことで、将来お金の心配をすることなく過ごせるようになるでしょう。金融関係の企業に勤めている方や転職を考えている方も、将来の可能性を広げることができます。

株式投資は、以下のような方におすすめの習い事です。

  • お金の流れを勉強したい人
  • 投資や貯金に興味がある人
  • 金融業界で働きたい人
費用相場は、1年間30万円程度です。

まとめ

社会人になると勉強する時間が確保できなかったり、安定を求める方が増えることから勉強時間が短くなる傾向があります。ただ、勉強している人もおり、年収が高い人ほど勉強しているという調査結果もあります。

まずは、目標設定や環境づくりから始めて、社会人に取り組みやすい内容のものから勉強してみましょう。勉強することで、将来の可能性が広がります。特に、年収アップや転職、起業を考えている方は積極的に勉強することをおすすめします。

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この記事を書いた人

転職で大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。仕事の小さな悩みから、転職に関する細かい情報まで発信していきます。

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