45歳~49歳ニートの今後は?就職しないリスクと就職方法を解説

45歳~49歳の方で、現在仕事をしていないニートの方は「このままで良いのだろうか?」と不安を感じているかもしれません。

40代後半は50歳目前で、そう簡単には就職が決まらない年代です。この年代の場合は、就職する際にも少しコツが必要になります。今までと同じように就職活動をしても、なかなか採用が決まらないでしょう。

そこで今回は、45歳~49歳のニートの方が就職しないリスクと就職方法を詳しく解説します。

目次

ニートと引きこもりの定義

「働いていないのなんて自分だけでは?」などと感じている方も少なくないでしょう。ただ、実際には想像以上に多くのニートが存在しています。40代以上のニートの実態を調査しました。

40代以上の引きこもりの数

実は35歳以上は、「ニート」ではなく「引きこもり」に分類されます。もともとニートはイギリスで生まれた言葉で、16歳~19歳の若年者のみが対象でした。

日本にニートという言葉が渡ってきた際に、19歳~34歳までの若者に定義が独自の変化を遂げたのです。

満40歳から満60歳の引きこもりは61.3万人と推定されています。詳しい内訳は以下のとおりです。

年齢 割合
60~64歳 17%
25~29歳 14.9%
20~24歳 12.8%
40~44歳 12.8%
55~59歳 10.6%
45~49歳 8.5%
50~54歳 8.5%

(参考:内閣府「長期化するひきこもりの実態」)

引きこもりの総数は意外と多いような印象です。また、どの年代もそれほど大きな人数差がないのも一つの特徴といえるでしょう。

60万人といえば、千葉県船橋市や鹿児島県鹿児島市の人口と同じくらいです。比較すると多さが実感できます。

職務経験

ニートの方の前職は、以下のような職業だったようです。

前職 割合
サービス職 31.1%
生産労務職 25.1%
営業販売職 22.8%

(参考:財団法人社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書 」)

また、離職率の高い職業も調査しました。

職業 割合
宿泊業,飲食サービス業 17.6%
生活関連サービス業,娯楽業 11.4%
教育,学習支援業 11.0%
サービス業(他に分類されないもの) 9.5%

(参考:厚生労働省「平成29年上半期雇用動向調査結果の概要」)

この2つの表から分かるのは、「サービス業」は離職率が高く、そのままニートになるパターンが多いということです。

また、そもそも資格が必要ない仕事なので誰でも始めやすく、その分変わりが効く仕事でもあることが分かります。

ただ、職務経験があることは、再就職の際に有利に働く可能性が高いでしょう。

45歳~49歳がニートを続けた場合の4つのリスク

外で働くことの大変さやストレスを知っている方は、このままの生活を続けたいと願うこともあるでしょう。しかし、45歳~49歳の方がニート生活を続けた場合、大きな代償を背負うことになります。ニートであり続けた場合のリスクをご紹介します。

親に頼れなくなる

正直今は、親の援助に頼っている状態の方も少なくないでしょう。通常、収入がなければ生活できません。ただ、親もいつかはいなくなる時が来ます。

その際に、1人で生きていくことができるでしょうか。親が居なくなるころは自分も今より年を取っているので、就職先を見つけるのはさらに困難になります。

仕事をもらえなくなる

年齢が上がれば上がるほど、仕事をもらえなくなるリスクが上がります。

年代 割合
15~19歳 29.9%
20~24歳 32.7%
25~29歳 25.5%
30~34歳 18.1%
35~39歳 15.5%
40~44歳 15.6%

(参考:平成29年版「就業構造基本調査」より「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」)

上記はフリーターの就職率ですが、年齢が上がるにつれて就職率が低くなっていることが分かります。45歳以上はもっと就職しにくいでしょう。

仕事をもらえる可能性が低くなるので、生活が安定する見通しが立たなくなります。

生活を維持できなくなる

仕事が決まらない、収入がないといった状態が続けば生活を維持できなくなります。生活保護に頼ることもできますが、必要最低限の給付しかもらうことはできません。

生活費を切り詰めて生きていかなければならないため、好きなことや趣味の活動をしながら、「毎日ストレスのない自由な暮らし」を送ることは難しいでしょう。

孤独な最後を迎える可能性も

順番で行けば親は先に旅立ちますので、結婚していたり兄弟が近くに住んでいたりしない限りは1人で老後を迎えることになります。

困ったことがあっても、病気になっても1人でどうにか対処しなければなりません。誰にも気づかれずに亡くなる可能性もあるでしょう。

ニートでい続けた場合の将来像を現実的に考えると、寂しそうですね。自由で楽しいのは、今だけかもしれません。

45歳~49歳がニートを脱却する3つの方法

「ニート生活から脱出したい」「孤独な最後は嫌だ」と思っている方も多いでしょう。45歳~49歳でニートの場合は、以下の方法を実践するのがおすすめです。

職務経験を活かせる仕事をする

職務経験が生かせる仕事を再開しましょう。「嫌だ」と思って辞めた仕事かもしれませんが、45歳を過ぎて新しいことを始める方が辛い可能性が高いです。

自分よりも10歳以上年下の方から指導を受けることもあるでしょう。なかなか覚えられずに、「自分にはできない…」と悲観的になることもあるかもしれません。

職務経験がある仕事の場合、ある程度のノウハウが身に付いているため、そのようなつらい現実に立ち向かう必要がなく、自分に自信も付くでしょう。

アルバイトや在宅ワークを始める

正社員で働くのが一番安定的ですが、ブランクがあるといきなり社会生活を再開するのが厳しいこともあります。そのため、まずはアルバイトや在宅ワークを始めてみるのがおすすめです。

少しずつ、長時間働くことに慣れてきたら、正社員の仕事を探してみましょう。

理想を追求しない

ニートになったきっかけに「体調を崩した」「精神的に参ってしまった」といった健康面が原因になっていることも少なくありません。ニートになった方は、意外と完璧主義で頑張り屋さんだった方も多いです。

理想を追求すると「こんなはずじゃなかった」「なぜこんなにできないのか」と、自分んを追い込むことになります。仕事はお金を稼ぐためのものと割り切ることも、時には重要です。

まずは、小さな一歩を踏み出すことが重要です。

45歳~49歳のニートが一歩踏み出す3つの方法

45歳~49歳のニートが一歩踏み出すための具体的な方法をご紹介します。「今の状況を変えたい」と思っている方は、今すぐにでも実践しましょう。

公的機関を利用する

ハローワークを利用しましょう。求職者登録をすることで、求人検索や求人相談ができるようになります。職務経験や条件に合わせて就職先を紹介してくれます。

また、職業訓練校も開設しており、平日9時から4時ごろまで毎日講座を受けることで、スキルアップを目指すことが可能です。

プログラミングや、簿記、医療事務など幅広いジャンルの講座があるので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

就職エージェントに登録する

早く就職したい場合は、就職エージェントに登録するのがベストです。就職エージェントでは、求人紹介、面接練習、履歴書の添削などができます。

企業側の詳しい情報などは、エージェントの方が仲介していろいろと聞いてくれるので、給料や待遇など自分では聞きにくいことも就職前にクリアにできるので安心です。

ニートの方でも、仕事を紹介してもらいやすいエージェントもいくつかあるので、まずは2~3個登録してみましょう。

氷河期世代の枠を狙う

45歳~49歳は「就職氷河期世代」です。学生時代に就職率が低かった世代で、最近ではこの「就職氷河期世代」の採用枠を別で設けている企業も多数あります。

優秀な方でも就職先がなかなか見つからず、アルバイトや派遣社員になったケースも少なくありません。

ニートの方でも、この枠を使用できそうな場合は一度チャレンジしてみましょう。

これら3つの方法は、「王道」です。誰でも行うような基本的な方法なので、現在無事に就職できた人も通った道と言えるでしょう。

45~49歳で社会復帰できる人の3つの特徴

なかなかニートを脱出できない方がいる一方で、45歳~49歳のニートでも、職場復帰できる方もいます。違いは何なのでしょうか。ここでは、45~49歳で社会復帰できる人の3つの特徴をご紹介します。

無理しない

まずは、無理をしないこと。理想を追求し過ぎたり、体調が良くないのに正社員を目指したり、自分に合っていない働き方をすると限界を感じる日が来ます。

20代や30代ではまだ修正が効きますが、45歳以上でまたやり直しとなるとなかなか難しいのが現状です。無事に就職できている方は、無理せず自分の強みを生かせる職に就いています。

職務経験を活かす

職務経験は、強い味方になります。サービス業のように特別な資格やスキルが必要ないような仕事でも、経験者と未経験者では仕事の覚え方が異なります。

そのため、「できれば経験者を採用したい」と思っている企業がほとんどと考えておきましょう。未経験歓迎と書かれている求人でも、経験者優遇と追記されているのが一般的です。

45歳以上でも就職できる方は、以前にも経験のある職業を選んでいます。

健康的で清潔感がある

見た目の印象も重要です。就職している方は、「ニート」と思わせないような見た目の爽やかさがあります。

    • 髭を剃っている
    • 髪が短い
    • 爪を切っている
    • シャツにしわがない

など、基本的なことですが、その基本ができている方が就職を決められる方です。また、笑顔を心がけている方も印象が良いため就職が決まりやすいでしょう。

自分のことをしっかりと分析できていて自信がある方は、採用する側にも魅力的に映ります。

45~49歳のニートにおすすめの仕事3選

45歳~49歳のニートにおすすめの仕事をご紹介します。「今まで働いた経験がない」「あまり仕事内容にこだわらない」「就職しやすい業界に行きたい」といった方は以下を参考にしてみてください。

清掃員

清掃員はビルや公官庁、デパートなどを掃除する仕事です。仕事内容や仕事場は、企業によって異なります。女性や高齢の方が多い仕事なので、男性は重宝されるでしょう。

また、清掃員は以下のような方におすすめです。

  • できるだけ長く仕事を続けたい方
  • アルバイトからはじめたい方
  • 力仕事が苦手な方

デメリットは、汚れやすい仕事なところです。衛生面を気にする方は向かないかもしれません。

清掃業界の平均年収は300万円程度です。

トラックの運転手

トラックの運転手は、接客など人と関わることがほとんどないので、コミュニケーションを取るのが苦手な方でも安心です。長時間運転が苦手でなければ、高収入も期待できるでしょう。

トラックの運転手は以下のような方におすすめです。

  • 運転が好きな方
  • 夜勤にも対応できる方
  • 高収入を期待している方

男性社会なので、体育会系な雰囲気があるのがデメリットと言えるでしょう。

運送業界の平均年収は500万円程度です。

警備員

警備員は、マンションの管理人から道路工事の補助などさまざまなジャンルがあります。特別な資格やスキルが必要ないので、未経験からでも始められます。

警備員は以下のような方におすすめです。

  • 職務経験がない方
  • 体力に自信がある方
  • アルバイトからはじめたい方

夜勤や休日出勤もあり得るので、体力に自信がない方には向かないでしょう。

警備員の平均年収は300万円程度です。

まとめ

45歳~49歳のニートの方で、「このままではダメだ」と思うのであれば今すぐにでも行動しましょう。また、45歳以上の方が就職活動をする際には、無理をしないのがポイントです。

自分にできることをしっかりと分析し、少しずつステップアップをしていくのがおすすめです。まずは、ハローワークの利用や就職エージェントに登録することからはじめてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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