43~44歳のニートが就職しない場合は?末路と就職方法3選

43歳や44歳でニートの場合、不安が大きい生活を送っている方も多いのではないでしょうか。45歳を超えると50代が一気に身近になります。

50代になったら、長年会社に勤めている会社員でも「早期退職」を迫られることもあるため、ニートが正社員としての採用を決めるのは難しいでしょう。

「このままで良いのかな」「就職しなければ」という気持ちがあるのなら、早めに就職活動を始めましょう。そこで今回は、43~44歳のニートが就職しない場合は?末路と就職方法3選をご紹介します。

目次

43歳~44歳のニートはどんな人?

43歳、44歳でも仕事をせずに生活している人は一定数います。「自分以外にもいるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。まずここでは、43歳、44歳のニートの特徴を解説します。

ニートの定義

実は、35歳を超えるとニートとは呼べなくなります。もともとはイギリスで生まれた言葉で、16歳~19歳と非常に若い年齢層の方だけが対象でした。

それが日本に渡ると定義が若干変化し、厚生労働省では以下のように定めています。

  • 15歳から34歳
  • 学生でない
  • 働いていない
  • 家の仕事をしていない
  • 家事を手伝っていない
  • 就職活動をしていない

つまりは、「何もしていない人」のことをニートと言います。ただ、世間一般で使用されるときは無職の状態であるだけでも、「ニート」という言葉を使ったりする人もいるので、厳密な決まりの元に使用されるような言葉ではありません。

また、比較的若い年齢の方が使う言葉でもあるので、年配の方はあまり使用しないでしょう。

「ニート」には、何となく「若い」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。

引きこもりは多い

35歳以上の「ニート」のような状態の方は、なんと呼ばれているかというと「引きこもり」です。引きこもりの定義は以下のようになります。

  • 仕事や学校に行かない
  • 家族以外の人とほとんど交流しない
  • 6ヵ月以上続けて自宅にいる状態

引きこもりと言われると、一気に「暗い」「ネガティブ」といった印象に変化してしまいます。就職時にもいかに不利になるかが分かります。

ちなみに、厚生労働省の発表では満40歳から満60歳の引きこもりは61.3万人と推定されています。60万人といえば、千葉県船橋市や鹿児島県鹿児島市の人口と同じくらいです。

40歳から60歳でこの人数なので、19歳以上でカウントすると、相当な数のニートがいることでしょう。

前職や職務経験

職務経験 割合
契約社員・派遣社員・アルバイト 39.1%
自営業・自由業 13.0%
働いたことがない 2.2%

(参考:内閣府「生活状況に関する調査」)

4割近くの方に、職務経験があることが分かりました。社会人として働いた経験がありながら、理由があってニートになったようです。

前職 割合
サービス職 31.1%
生産労務職 25.1%
営業販売職 22.8%

(参考:財団法人社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書 」)

ニートの方の多くは、資格が必要ない仕事に就いていたため、再就職がより難しくなっている実情があります。

30歳以上は「即戦力」としてのスキルを求められるので、社会経験があるのは、就職時に有利になるかもしれません。

40代のニートが多い原因は?

ニートの数はなぜこんなにも多いのでしょうか、40代も例外ではありません。ニートが増えてしまう、また、ニートを脱出できなくなる原因を考察しました。

ニートの期間が長すぎる

ニートの期間が長くなればなるほど、就職率が下がるという調査結果があります。

年数 割合
6ヵ月以内 72.5%
3年超 57.0%

(参考:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」)

こちらは20代のフリーター男性の調査結果ですが、それでもフリーター歴が3年を超えると5割台にまで就職率が減少しています。

43歳、44歳と年齢が上がり、もっとニート歴が長い場合、さらに就職率は低くなるでしょう。「頑張って就職活動をしているのに、ニートを脱出できない」という方も、多いかもしれません。

就職氷河期世代で就職できなかった

43歳、44歳は、学生時代に就職しにくかった世代です。団塊の世代が多いことで、どこの会社も人手が余っているような状態となり、希望の職種に就職できない方や、仕方なく派遣社員などとして働いた方も少なくありません。

そのままニートになった方や、一度就職したもののやりたい仕事でなかったために辞めてしまった方も多いことでしょう。

今では、公務員やいくつかの企業で「就職氷河期世代」の採用枠を設けているところもあります。

40代の就職率は高くない

40代は、ニートであるかどうかに関わらず、そもそも採用率はそんなに高くありません。やはり、採用率が高いのは20代や30代前半までです。伸びしろがあり、定年まで長く勤めてくれるため、企業側がノウハウを教える価値があります。

一方40代になると、定年まで20年程度しかありません。また、新しい知識やスキルを習得する速度がどんどん遅くなっていきます。年齢的な部分でも、就職に不利な状況なので、ニート生活を続けざるを得ない状況ということも考えられます。

43歳~44歳のニートが就職しない場合の3つの末路

「もう、就職を諦めようかな」と感じた方もいるかもしれません。ただ、43歳、44歳のニートが就職しないと、大きなデメリットが発生することも覚えておきましょう。ニート生活を続けた場合の末路をご紹介します。

お金が無くなる

就職できない状況が続くと、収入がないためお金を貯めることができません。年を取って働くことができない年齢になったときには、若い時に働いて貯めたお金で生活する方がほとんどですが、ニートの場合お金を貯めておくことができないので、老後資金がありません。苦しい生活を強いられることになるでしょう。

お金が無くなると、精神的に不安定になる方も増えます。うつ病など精神疾患を患う可能性も高いです。そうなると、生きていくだけでも大変になり、今よりも辛さを感じるかもしれません。

親や自分が病気になる

親や自分が病気になったときに対応できなくなるリスクもあります。ニートの方の中には、親のお金で生活している方も少なくないでしょう。親もいつまでも健康でいられるわけではないので、親が病気になった際や介護が必要になった場合にはお金が必要になります。

また、就職時には健康状態のチェックもあるので、自分が病気になると、さらに就職できる確率が下がってしまいます。就職するなら元気なうちに行いましょう。

生きる意味がなくなる

親や兄弟もいなくなり、1人で生活していると孤独を感じるでしょう。また、お金がないため趣味を充実させることもできず、節約を意識した生活を迫られます。何のために生きているのか分からなくなることも出てくるかもしれません。

「普通の人は子どもや孫がいるのに」「生きる楽しみがない」と他人と自分を比較しながら、だんだんと生きることが辛くなります。健康状態が良くない場合は尚更、「死」を常に意識しながら生活することになるでしょう。

ニートの老後を冷静に考えてみると、結構つらそうです。

43歳~44歳のニートで職場復帰できる人の特徴

43歳、44歳のニートの就職率は低いと言えども、一定数の方は職場復帰できています。誰もが絶対に就職できないというわけではありません。職場復帰できる人とできない人にはどのような違いがあるのでしょうか。職場復帰できる人の特徴をご紹介します。

職務経験やスキルがある

職務経験がやスキルがある場合は、「即戦力」として働けるため、就職率が上がります。特に前職を辞めてからまだ間もない場合は、「ニート」ではなく、キャリアアップの転職者と認識されるでしょう。

また、資格や特別なスキルがある場合も就職時の強みになります。特に「介護」「建設」「IT系」など、人手不足の分野の場合は、比較的早い段階で就職の採用が決まる可能性が高いです。

清潔感があり健康的

会社に居ても違和感がないかどうか、社会人に相応しい爽やかな見た目かといった部分も重要な判断基準となります。応募する仕事が接客業や営業などの場合は特に、見た目の清潔感を大事にしましょう。

実際に、採用するかどうかを決める「面接官」への印象も大事です。人の第一印象は出会って3秒で決まり、その印象はその後2年間続くと言われています。そのため、面接を受けるまでに以下のポイントに気を付けましょう。

  • ヒゲや爪は短く
  • 髪の毛は黒く顔にかからない長さ
  • シャツのシワがないように伸ばす
  • 背筋を伸ばし姿勢良く
  • 自然な笑顔を心がける
資格や実務経験に加え、人柄も大事な要素ということですね。

43歳~44歳のニートが就職しやすい業界2選

43歳~44歳のニートは、就職しやすい職業を選ぶことも大事です。就職できない状況が続くと、就職活動自体が嫌になってしまう可能性があるので、「とりあえずお金を稼ぐため」と考え就職しやすい業界を選びましょう。

清掃業界

清掃業は人手不足の業界です。「汚い」といったイメージがあるので、あまり人気は高くありません。その分、就職しやすい業界とも言えます。

女性も多く、体力仕事が少ないのが特徴です。高いところの掃除などは、男性の方がいると重宝されます。また、比較的高齢の方も多いので、できるだけ長く働きたいときにも向いている仕事です。

清掃業界は、以下のような方におすすめです。

  • 力仕事が苦手な方
  • 長く働きたい方
  • 安定した年収が欲しい方
清掃業の平均年収は300万円程度です。

接客業界

接客業は、スーパーやデパート、電気屋、ホームセンターなどさまざまなお店で働く方です。

接客に苦手意識を持っている方も多いかもしれませんが、実際には品出しや在庫管理など裏方の仕事もあるので、接客ばかりではありません。

アルバイトやパートから始めることもできるといったメリットもあります。その他にも、接客業は以下のような方におすすめです。

  • アルバイトから始めたい方
  • 特別な資格やスキルがない方
  • 裏方の仕事にも興味がある方
接客業界も平均年収は300万円程度です。

43歳~44歳でニートが就職するための3つの方法

43歳、44歳でニートが就職するには、少しずつ活動を行う必要があります。ここでは、就職に向けた具体的な方法をご紹介します。

できそうな仕事から始める

いきなり正社員で働くのは怖い場合はアルバイトから、外に出るのに不安がある場合は在宅でできる仕事からなど、できることから少しずつはじめてみましょう。

アルバイトからできる仕事は、先程ご紹介した清掃業界や接客業界がおすすめです。また、在宅でできる仕事も、内職やライティング、プログラミングなど色々あります。できそうなことから始めると、プレッシャーが少なくて済むかもしれません。

公的機関を利用する

ハローワークなどの公的機関を利用しましょう。ハローワークでは、求人検索や求人の紹介などを行ってくれます。

また、職業訓練校の講座やセミナーなども定期的に開催しているので、そういったものに参加してみるのも一つの手です。知識やスキルを身に付ければ、就職時のアピールポイントになるでしょう。

就職エージェントに登録する

就職エージェントでは、求人紹介に加え履歴書の添削や、面接の練習などを行ってくれます。

また、就職エージェントにはまだ公開していない求人案件が来ていることもあり、登録者には優先的に紹介してくれる場合もあります。未経験OK、ブランクOKなどニートでも応募しやすい案件を多く取り扱う就職エージェントに登録してみましょう。

まとめ

43歳、44歳のニートで将来の不安を感じる場合は、できるだけ早く就職活動を開始しましょう。ニート歴が長くなったり年齢が上がるにつれて、採用率は下がっていきます。

未経験者やブランク有りでも就職できる業界を選ぶことで、就職に失敗する確率が下がるでしょう。まずは、就職エージェントに登録し、相談に行ってみると将来が変わるかもしれません。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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