無職でもなんとかなる?旦那が失業した時に行うべき行動を伝授

ジャンプしている人の足元の写真

日本社会特有の風習であった、年功序列や終身雇用の制度が崩壊してからは、急なリストラにあったり勤めていた会社が倒産したりして、失業し無職になることも珍しくなくなりました。

自分自身や家族が無職になり、困ってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

今回は、無職になった場合のリスクや、家族としてできることをご紹介します。

無職になってしまいお悩みの方はぜひ参考にしてください。

目次

日本に無職の人はどれくらいいる?

綺麗な夕焼けに自由を感じる男性の写真

失業して辛いときは、「なぜ自分だけ…」「自分は不幸だ」と悲しみを感じることもあるかもしれません。ただ、日本には意外と無職の方がたくさんいます。辛いのは自分だけではありません。

ここでは、日本の失業者数や自殺者数をご紹介します。

日本の失業率

総務省が2020年に行った調査によると、失業者数が195万人であることが分かりました。日本人の2.8%は無職ということになります。

(参考:総務省「https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html」)

総務省が定めている完全失業者の定義は、以下の通りです。

  • 仕事がなく、調査中に少しも仕事をしなかった
  • 仕事があればすぐ就くことができる
  • 仕事を探す活動や準備をしていた

意外と失業者の定義は幅広いですが、それでも195万人は多いような印象を受けます。

仕事をせず、無職でもなんとかなるということなのでしょうか。

自殺者数

無職になって精神的に追い詰められた場合の最悪のシナリオと言えば、亡くなってしまうことでしょう。日本の自殺者数は、以下のようになっています。

年度 自殺者数
平成30年 約2万人
平成16年 約3万5,000人
平成10年 約2万5,000人

(参考:警察庁「平成30年度における自殺の状況」)

平成10年まではおよそ2万人前後を推移していた自殺者数ですが、その後一気に数が増え、平成16年にピークに達します。

自殺理由は「健康問題」がトップですが、第二位に「経済・生活問題」がランクインしているので、無職で思い詰めてしまった可能性は否定できません。

また、男性の自殺者数は女性の2.3倍にものぼることから、「仕事」が自殺原因になっている可能性は高いと考えられます。ただ、女性の社会進出が進んでいる昨今では、女性の自殺者数も増加していくかもしれません。

無職でもなんとかなる4つのケース

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日本中に無職の人が195万人もいるので、無職でなんとかなっている人は多いと言えます。どのような人であれば無職になっても、問題なく生活していけるのでしょうか。

無職でもなんとかなる人の特徴をご紹介しますので、当てはまるか確認してみましょう。

資金に余裕がある

生きていくためにはお金が必要です。そのため、資金に余裕がある人は無職でも問題ありません。資金に余裕がある人は以下のようなケースが考えられます。

  • 実家が金持ちで莫大な資産がある
  • 不動産や株などで平均年収程度の不労所得が手に入る
  • 地主の家系で土地を売れば数億円が手に入る

など。ちなみに、一般的なサラリーマンの生涯年収は約2億円で、人が生きていくうえで生活費として総額約1億円が必要になると言われています。

自分の手元に少なくとも1億円以上の資金がある場合は、無職でもなんとかなります。

生活費がかからない

生活費がかからなければ、公的援助の範囲でも生活していくことはできるかもしれません。家賃やローンには月5万円~15万円程度かかるのが一般的です。

実家暮らしであれば、その分出ていくお金をセーブできるので、食費や電気代などの最低限の出費で済むでしょう。そうすれば、生活保護の範囲でもギリギリ生活することが可能です。

ただ、公的援助だけでは貯金をしていくことは難しいと思いますので、老後の生活に不安は残るかもしれません。

その後の生活に向けて活動している

今は失業状態で無職でも、今後やりたいことがあったり夢に向かって勉強したりしている人は、無職でもなんとかなります。正確に言えば、「なんとかできる力がある」と言えます。

例えば、留学をしたり資格取得に向けて勉強していたりと積極的に活動していれば、就職先がすぐに決まる可能性が高いからです。

無職の期間を無駄にせず、次につなげる前向きな姿勢があれば無職でいてもなんとかなるでしょう。

失業手当をもらっている

企業に雇用され雇用保険に加入していた場合、失業後は失業手当を受け取ることができます。年齢やそれまでの給与額で相場は変わりますが、退職前6ヵ月の平均月額の6割程度を支給されることが一般的です。

失業手当をもらっている場合は、無職でも手元資金があるためなんとかなります。

失業手当は、住所地管轄のハローワークにて手続きを行い、毎月の認定日に活動報告をすることで一定期間お金を支給してもらえる制度です。ただ、支給期間中に次の仕事が決められるように頑張る必要はあります。

無職のときに受けられる2つの保障

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無職のときには、公的な援助を受けることができます。無職になったからと、貯金を崩して生活していくのは大変です。公的な援助を受けられる場合は、遠慮なく申請しましょう。

ここでは、無職の方が受けられる2つの援助についてご紹介します。

失業給付金の受給

先ほど少し紹介したように、失業者は失業給付金をもらうことができます。自己退職の場合は90日後、会社都合の場合や期間満了の場合は、約1週間の待機期間を経て受給開始です。

過去半年間の月額給与の6割程度を受け取れる場合が多いと言われています。

またハローワークでは、職業訓練校の受講や各種セミナー、就職支援サービスなどを行っています。再就職に向けた支援制度が豊富なので、ぜひ利用しましょう。

保険料の免除

国民年金の免除・減額申請や、国民健康保険税の減税申請を行うことができます。どちらも、納税の義務があるものですが、「失業状態でお金がありません」と申告することで、収める金額を減らすことが可能です。条件により審査結果は異なるものの、減額または免除になる可能性もあります。

ただ、国民年金の場合は、免除や減額になった分将来受け取れる年金受給額も減るので、注意が必要です。満額受給したいと考える場合は、申請せず満額の保険料を納めましょう。

年金制度は崩壊するとも言われていますが、今40代や50代の方は多少の恩恵を受けることはできると考えられています。特に、結婚して子どもがいる場合は免除・減額せず収めておくのが無難かもしれません。

無職の人が感じる5つの現実

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無職になったとき、「孤独」「絶望感」などつらさを感じる方もいるでしょう。他にも、無職になったときにぶち当たる壁はいくつかあります。

無職の人が感じる現実について、代表的なものを5つご紹介しますので、確認していきましょう。

貯金が減る

目に見えて分かる変化なので、一番感じやすい現実と言えます。収入がなくなると、お金が減る速度が速く感じたり、どんどんお金が減っていくことに焦りを感じたりするようになります。

人が生きていくためにはお金を使わなければならないため、節約するにも限界はあるでしょう。また、家族がいる方の場合は尚更、出費を減らすのは難しいことが考えられます。

貯金を減らさないことが難しければ、やはり収入を得るしか方法はありません。

再就職が難しくなる

「退職=無職になった」という経歴は消えることがありません。履歴書にずっと残ります。ただ、退職理由や無職の期間によって再就職の難易度は異なります。また、資格や職務経験の有無や、持っている人脈によっても変わるでしょう。

特段の経験もスキルも人脈もなく、自己都合で退職し無職の期間が長い場合は、再就職が難しくなるのが一般的です。その場合、無職の期間に留学したり資格を取ったりと積極的に活動し、「遊んで暮らしたわけではない」ことを再就職時にアピールできるかどうかが重要になります。

まわりの目が気になる

近所の方から「日中も家に居るみたいだけど、何をしているのかしら?」という目でみられることもあります。友達から「仕事はどう?」と聞かれて気まずい思いをすることもあるでしょう。

周囲の目が気になってしまうと、「自分は何をしているんだろう」「何のために生きているんだろう」とどんどん気になっていきます。

社会から切り離されたような感覚になり、価値のない人間のように感じたり、周りの人の目が冷たく感じたりすることもありますが、周りの目は気にしないのが一番です。また自分に自信が持てるよう、早めに再就職するのも一つの手でしょう。

税金の支払いが辛い

国民年金や国民健康保険、住民税・市民税の支払い、場合によっては前年度の所得税の追納がある方もいるでしょう。国民健康保険や住民税・市民税、所得税は前年度の収入により算出されます。

そのため、しっかりと働いてきた人ほど高額な納税を求められます。国民健康保険と国民年金は、減額申請ができますが、市民税と所得税は減額や免除の制度はありません。

また、家族が居たり老後に不安があったりして、国民年金を満額収めたい場合は、およそ年間20万円の支払いが必要です。無職の時に、月1万5,000円以上の出費は意外と高額に感じるでしょう。他の税金の金額と合わせると、年間相当な金額になることが予想されます。

社会的信用がなくなる

無職になると、社会的信用がなくなるように感じます。例えば、住宅ローンやクレジットカードの審査に通りにくくなるでしょう。年収や職業を記入し審査を受けることになるので、何かしらのローンを組む前には仕事を辞めるべきではありません。

また、美容院の会員登録やポイントカードの入会時など些細なところでも「職業」の欄が設けられている場合があります。「無職」と書くことに抵抗を感じる方は少なくないでしょう。

特に、これまで社会的地位の高い仕事をしていた方は、無職となり社会的信用がなくなったように感じることに大きな抵抗を感じるかもしれません。

無職の旦那を支える5つの方法

自分自身ではなく、家族が無職になった場合にも心配を感じることでしょう。特に失業者が旦那さんで、一家の大黒柱であった場合、「この先どうなってしまうんだろう」と不安になる方も少なくありません。

ただ、本当に不安なのは無職になった当事者なので、家族は自分にできることをして支えてあげるのがベストです。

無職の旦那さんを支える方法を5つ、ご紹介します。

早めに再就職するよう促す

収入がないことには生活が成り立ちません。また、再就職の可能性を高めるためにも、早めに就職活動をするよう促しましょう。

ただこういう時こそ「なんで仕事が決まらの?」「やる気あるの?」など、旦那さんを責めないようにするのがベスト。無職の時は精神的に不安定になるので、そんな時に信頼を置ける家族からも非難されたら余計に辛くなるはずです。

「こんな求人あったよ!」「〇〇さんのところの会社、人手不足だって聞いたよ」など、再就職するにあたって有益になる情報を提供するのが喜ばれます。

収入より働きやすい環境を求める

生きるためにお金は必要ですが、高年収の仕事を狙うのをやめてみるのも一つの手です。自己都合で無職になった場合「やりたいことではなかった」「思ったより条件が悪かった」など自分自身の気持ちによる問題も少なからずあるでしょう。

できるだけ、旦那さんが楽しく働ける環境を見つけてあげるのが、妻の仕事でもあります。働きやすい環境であれば、また仕事を辞めてしまうリスクは減ります。

一時的な高収入より安定的な収入が必要な時代ともいえる昨今なので、働きやすい環境を求めることは恥ずかしいことではありません。

楽しいことを増やし心の健康を保つ

楽しい時間を増やすことで、心のケアに繋がります。無職になった時は、自尊心が傷ついたり不意に不安に駆られたりして、「お金」「仕事」「将来」のことばかり考えてしまいがちです。

趣味の活動を行ったり、一時的にでも失業したことを忘れる瞬間を作ってあげましょう。また、生き生きと生活することで表情も明るくなり、再就職にも良い結果をもたらしてくれるかもしれません。

焦らず信じて応援する

精神的な支えが必要な時期です。旦那さんが失業した場合は、「あなたなら大丈夫」「あなたの可能性を信じている」と伝えることで、気持ちが前向きになるでしょう。

ただ、言葉にして伝えすぎるとプレッシャーにもなりかねませんので、注意は必要です。焦らず、どんと構えているだけでも、気持ちは十分伝わります。

共働きで家族を養う

お金を稼ぐのは、旦那さんだけの仕事ではありません。「共働き」よりも「専業主婦」の方が多い世代もあるかもしれません。ただ、今の時代は旦那さんに十分な収入があっても、進んで夫婦共働きをする女性もたくさんいます。

特に、資格や特殊なスキルがある方は、旦那さんの再就職を待たずに自分が外に出ることも視野に入れましょう。そうすることで、経済的な負担だけでなく、精神的な負担も減らすことができるはずです。

まとめ

ビルのネオン

無職になると人生が終わってしまったような絶望感や、自分には価値がないような感覚を抱く方はたくさんいます。ただ、無職でもなんとかなる場合もありますので、少し気楽に過ごしてみてはいかがでしょうか。

また、就職に向けて活動することで気がまぎれる場合もあります。お困りのことや心配事があれば、就職・転職エージェントに一度相談してみましょう。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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