武蔵精密工業の転職について徹底解説!将来性や年収なども紹介!

武蔵精密工業は動力を伝達するパワートレイン部品などを手掛けるメーカーです。ホンダなど様々な完成車メーカーに部品を供給するため、多くの車種に関われます。

多くの車種に組み込む部品が製造できる同社への転職を目指す人もいるでしょう。転職選考を経由して入社するには、事前に知っておくべきポイントが多いです。

今回は武蔵精密工業への転職について、同社の特徴とともに見ていきましょう。今回の記事は以下の人におすすめです。

  • 武蔵精密工業の仕事で多くの車種に携わりたい人
  • 武蔵精密工業への転職を本格的に検討している人
  • 武蔵精密工業について色々と知りたい人
目次

パワートレインなどで有名な武蔵精密工業とは

武蔵精密工業はホンダ系列の自動車部品メーカーです。特に車を動かす上で必要なパワートレイン関係の部品を手掛けています。

平均年収や福利厚生の面は大手企業並みの水準となっている上、ワークライフバランスの面も魅力的です。加えて海外拠点などで英語を使う機会にも恵まれています。

武蔵精密工業の基本情報

最初に武蔵精密工業の基本情報をご紹介しましょう。会社名や設立年、売上高などの各種データは以下の通りです。

会社名 武蔵精密工業株式会社
代表者 大塚浩史(代表取締役社長)
設立年月日 1944年1月22日(1938年4月創業)
本社所在地 愛知県豊橋市
資本金 53億9,428万円
売上高(2020年3月時点) 2,363億5,500万円(連結)・560億5,200万円(単独)
従業員数(2020年3月時点) 16,113名(連結)・1,356名(単独)
社員の平均年齢 39.9歳

創立が1938年で、当初は航空機関係の部品を製造していました。戦後にはミシン産業に、高度経済成長期に自動車部品製造に転換して現在に至っています。

グループ全体での売上高は2,300億円以上、従業員は約1.6万名にも及ぶ点で大きなグループです。なお社員の平均勤続年数は16.2年で、業界全体の平均16.1年と同程度になっています。

ホンダ系列でトランスミッションなどの製造が事業内容

武蔵精密工業の事業内容はトランスミッションやサスペンションなどの自動車部品です。特にエンジンなどに動力を伝達するパワートレイン関係の部品を得意としています。

加えて同社はホンダ系列であるため、部品の供給先もホンダグループ各社が主です。ただダイハツやスバルなどの国内他メーカーや、GMをはじめとする海外メーカーとも取引しています。

取引先が多い分、武蔵精密工業製の部品を組み込んでいる車種は多いです。部品を通じて好きな車種に関われる点で、働き甲斐のあるメーカーと言えるでしょう。

平均年収は620万円で福利厚生も充実

武蔵精密工業への転職を目指したり検討したりする際、平均年収などの待遇が気になりますよね。同社の平均年収は620万円で、自動車部品メーカーでは標準的な水準となっています。

国内企業全体で考えると、給与所得平均である436万円の約1.4倍です。また上場企業全体の平均年収が630万円であるため、同社も年収の面で大手企業並みと言えます。

ボーナスは年2回支給で、年額が基本給の約5ヶ月分と手厚いです。残業代も完全支給であるため、上記の平均年収はボーナスと残業代が押し上げた結果となっています。

福利厚生面も大手企業並みと言えるほどに充実した内容です。詳しくは以下のようになっています。

  • 財形貯蓄
  • 従業員持株会
  • 退職年金制度
  • 共済会
  • 独身寮
  • 社員食堂
  • 売店
  • 各種クラブ活動
  • ホンダ車紹介制度
  • 各種保険
  • 各種手当:家族手当・時間外手当・通勤手当 など

財形貯蓄や持株会のような財産形成しやすい制度や、食堂・売店があるなど多彩な内容です。ホンダ系列であるため、ホンダ車紹介制度がある点も特徴と言えます。

有休消化率が高いなどワークライフバランスの面でも安心

プライベート重視の人にとっては、武蔵精密工業のワークライフバランスも気になりますよね。同社は有給消化率が高いなどの理由でワークライフバランスは取りやすいです。

有給休暇の消化率は80%を超えている上、平均取得日数も約14日となっています。月に1度は必ず取れる数字であるため、休みたいタイミングで休めるでしょう。

また残業時間も月平均19.5時間となっています。月20日勤務で考えれば、長くても1日1時間程度の残業で収まるため、業務量によっては定時退社も実現できるでしょう。

海外拠点や社内で英語を使う機会が多い

武蔵精密工業に勤める場合、海外拠点や社内で英語を使う機会が多いです。

同社には中国やドイツなどを中心に12か国に海外拠点があります。加えて社内でも役員や管理職に外国人が就いているケースも多いです。

会社の内部でさえ英語でやり取りする機会が多い分、事前に英語力を高めておくと良いでしょう。海外拠点への出張・駐在や昇進でも英語が役立つため、身に付けて損はありません。

風通しが良い一方でワンマン経営への不満もある体質

最後に武蔵精密工業の社風は、基本的に風通しが良いとされています。立場に関係なく自分の意見を伝えやすい上、積極的に手を挙げた人に仕事が多く割り振られるほどです。

一方で同社は長い間創業者一族が社長などを歴任してきたため、ワンマン経営に不満を抱く社員もいます。会社の経営者の顔ぶれは、同社の将来性を占う要素にもなるでしょう。

武蔵精密工業の転職選考を受ける際のポイント5つ

転職先として武蔵精密工業を検討したり、本格的に同社への応募に向けて準備を進めたりする人もいますよね。もし同社の転職選考を受けるのであれば、以下の5点が重要です。

転職難易度(就職偏差値)はやや高め

まず武蔵精密工業の転職難易度は高めになっています。戦前から長く続いてきている点や待遇が大企業並みである点、ワークライフバランスが取りやすい点などが理由です。

他にも東証1部上場企業である点や中途採用枠の少なさも、同社の転職難易度を高めています。世間的に見て「安定した大企業」のイメージが強い分、内定への競争も激しいです。

同社に応募する際は面接はもちろん、応募書類の段階から熱意を込める必要があります。書類選考で落ちる人もいる分、人事担当者の目に留まる内容に仕上げるべきです。

中途採用は様々な職種で行われている

次に武蔵精密工業の転職選考は、様々な職種で行われています。

主に生産技術職や品質保証職など技術系職種が多い傾向です。競争率についても技術系職種の方が求人の多さに応じて低くなります。

事務系職種や管理部門の求人は公式サイトで見た限りでは少なめです。ただ転職エージェントで非公開求人も含めて検索すれば、多く見つかる場合もあります。

募集要項は熟読するべき

なお各求人に応募する際は募集要項を熟読した方が良いでしょう。求人によって求める人材像や必要な能力が異なってくるためです。

もし募集要項を熟読せずに応募すると、受理されないだけではなく対策さえ誤る場合もあります。間違いが起こらないように、前もって熟読するべきでしょう。

加えて求められる能力については必須条件と歓迎条件があります。必須条件を満たしていれば応募ができるものの、内定に近付く上で歓迎条件もいくつか該当する方が望ましいです。

職種により英語力や海外経験が必要になるケースも多い

武蔵精密工業の中途採用では、英語力や海外経験が必要になる職種も多く見られます。英語力は最低でもTOEIC400点、管理部門では600点以上が求められるなど様々です。

海外経験についてはグローバル調達職など海外企業との折衝が主な業務の職種で求められます。あくまでも歓迎要件ではあるものの、持っていると望ましいでしょう。

高卒で応募できる職種も多い

武蔵精密工業の求人に応募しようにも、学歴の面で心配になる人もいますよね。実は高卒で応募できる職種が多いため、学歴に自信がなくても安心できます。

具体的にはCAE分析や試験評価など技術系の職種に多いです。高卒以上であれば業務経験が問われるため、実力を証明できそうであれば応募すると良いでしょう。

書類選考と2回の面接に加えてSPIが行われる

最後に武蔵精密工業では、書類選考と2回の面接に加えSPIが行われます。基本的には多くの自動車メーカーで採用されている流れと似たものと言えるでしょう。

面接も1回目は人事担当者と配属を希望する部署の責任者が、2回目は役員が質問する形です。志望動機や業務経験などとともに、長期的に勤務する意思も示すと良いでしょう。

ただSPIについては、クレペリン検査も同時に行われる場合があります。SPIに加えてクレペリン検査への対策も欠かせません。

武蔵精密工業の転職選考を突破するポイント4つ

実際に武蔵精密工業の転職選考を受ける際、内定に近付くポイントがあれば知りたいですよね。同社の場合、転職選考を突破するポイントとして以下の4つが挙げられます。

同社の社風や経営方針をもとに企業研究や自己分析を行う

まず同社の社風と経営方針をもとに企業研究や自己分析を行うと良いでしょう。

同社の社風は、「質実剛健・姿勢一環」で示されるムサシフィロソフィーで表れています。「高い志を持って強くたくましい姿勢でいつつ、周囲にいる人々のために最大限貢献する」という内容です。

加えて社員の行動指針である武蔵マン精神も理解していきます。全6項目で以下の通りです。

  • 一、お得意本位で
  • 二、誠実を尽くし
  • 三、工夫をこらして
  • 四、努力をおしまず
  • 五、みんなで力を合わせて
  • 六、権利義務を忘れずに

(参考:「武蔵精密工業株式会社 武蔵マン精神」)

ムサシフィロソフィーと合わせて考えると粘り強く人々に貢献できる人材や、協調性や誠実さのある人材が求められていると言えるでしょう。以上の人材像をもとにした自己分析がポイントです。

加えて同社の経営方針は企業研究に役立ちます。特に近年では研究開発力の強化やAI、グローバル展開なども同社にとって重要な課題です。

同社の現状や重要な課題に基づいた企業研究で、入社後にしたいことや貢献できることのアピールで役立ちます。

シロキ工業など同業他社の研究も一緒に行う

自己分析や企業研究と同じくらい重要な対策が、同業他社の研究です。武蔵精密工業以外のメーカーを研究することは、同社への熱意を伝える上で役立ちます。

武蔵精密工業と同じく自動車部品に携わっているシロキ工業などを対象にすると良いでしょう。武蔵精密工業の持つ強みや独自性と、自分がしたいことを掛け合わせると伝わりやすいです。

他社研究が甘い場合、面接官からも熱意を疑われる場合があります。熱意をしっかり伝える上でも、他社研究も並行して進めるのがポイントです。

SPIやクレペリン検査への対策も忘れずに行う

武蔵精密工業の選考では、SPIやクレペリン検査への対策も欠かせません。両方とも書店などに市販の問題集が多く並んでいるため、なるべく多く解くと良いでしょう。

なおいずれも制限時間のうちに多くの設問に答えられる必要があります。問題を解く際に時間も測ると、本番でも戸惑わずに済むでしょう。

面接では志望動機や入社後のビジョンなど一般的な質問が多い

武蔵精密工業の面接では、志望動機や入社後のビジョンなど一般的な質問が多い傾向にあります。変わり種の質問が聞かれることがほぼないため、対策がしやすいです。

対策として面接の練習量を多くこなします。転職エージェントのアドバイザーから同社の傾向を聞きながら準備を進めると良いでしょう。なお面接の雰囲気も和やかです。

今までのキャリアや業務経験を深く聞く傾向

武蔵精密工業の面接に独特な特徴として、今までのキャリアや業務経験を深く聞く傾向が挙げられます。事前のキャリアや業務経験・スキルの棚卸がポイントです。

面接官からに答える際も入社後のビジョンも交えて答えると良いでしょう。キャリアや業務経験を深く聞くのも、入社後活用できるかを面接官側が知りたいためです。

転職先としての武蔵精密工業にまつわる口コミ・評判を紹介!

武蔵精密工業への転職を考えたり、実際に入社を目指したりする際、同社の評判が気になる人もいますよね。以下の各項目で武蔵精密工業にまつわる評判などを見ていきましょう。

給料や福利厚生などの待遇にまつわる口コミ・評判

最初に給料など待遇にまつわる口コミ・評判をご紹介します。

最近、年功序列ではなく若手にも実績を上げれば評価をしてくれる制度に変化してきている。等級が低い若手達は、なかなか給料を貰えない。(Openworkより)

年収はこのエリアでは高い方だと思います。しかし、残業なしでは辛いと思います。残業を30時間下場合で額面で28万円ほどでしたが、残業無しだと22万円を切ります。
ボーナスは5.0ヶ月以上は出ていたので満足する額だと思います。(転職会議より)

財形貯蓄なども労働組合主体で紹介があり、お金の教育なども充実しています。
若手の社員寮では、ファイナンシャルプランナーを自分たちで呼んで、勉強会を開いていたようなことも聞きました。
若手の成長できる環境づくりも力を入れている部分もあるのかもしれません。(転職会議より)

従来の年功序列から実績をもとに評価をするようになってきている点で、仕事のし甲斐があるでしょう。ただ残業代とボーナスを入れて年収が高くなる点は気になるところです。

福利厚生関係でもお金関係のものがある上、成長しやすい環境になっているのは魅力でしょう。

ワークライフバランスに対する口コミ・評判

次にワークライフバランス関係の口コミ・評判をご紹介します。

有休は取得しやすい環境であり、リモートワークを推進していて、間接はフレックス勤務もできる。業務調整さえできれば相当融通が利くが、個人の能力依存で業務が割り振られる傾向にあり、休めない人も一定数いるのではと感じる。(Openworkより)

労働組合があるため、月の残業時間の上限は60時間とブラック企業のように100時間とか働かされることはない。(転職会議より)

有給休暇が取得しやすい上、事務職などの間接部門であれば比較的融通の利いた勤務の仕方ができるようですね。残業も労働組合のおかげで上限がある分、プライベートも大切にできるでしょう。

やり甲斐や成長に対する口コミ・評判

さらにやり甲斐や成長に対する口コミ・評判も見ていきます。

部署によっては若手でも丸投げされるので伸びる人は伸びる。一方で上司のマネージメント力と本人の忍耐力によってはつらいと感じる人もいる。コミュニケーションが取れると横のつながりもできて成果が出るが、コツコツと一人作業したい人は部署によっては厳しいかもしれない。(Openworkより)

挑戦する気がある者には次々といろいろな業務に挑戦させてくれる風土があり、経験値が上がる。若くても手を挙げた人に仕事が回ってくるため、キャリア志向の強い人には向いている会社だと思う。また、新規事業にも積極的に取り組んでおり、オープンイノベーションを体験することができる。(転職会議より)

社内でTOEICのテストを受けることができたり、また英語の講師を招いて研修などを行っていることです。海外展開をしていることもあり語学面の力の入れ方は強いと思います。これから語学を使って活躍されたい方には向いていると思います。(転職会議より)

若手でも積極的に挑戦する人は次々に仕事が回ってくる分、経験を多く積み増せそうですね。語学についても会社側が研修の機会を多く設けている分、スキルが高まるでしょう。

女性の働きやすさに対する口コミ・評判

女性の働きやすさについても口コミ・評判をご紹介します。武蔵精密工業への転職を目指す女性の方は是非参考にすると良いでしょう。

正社員のうち女性は1割も満たず、男性が圧倒的に多いため、実績はあまりありません。実際に管理職になられている女性社員の方はいます。育児制度などはしっかりあるので安心して大丈夫です。世間で積極的に女性雇用が騒がれているのでこれからに期待という感じですね。ガッツのある女性が職場を変える機会はあると思います。(転職会議より)

働きにくいです。
自動車業界は男性が多く、かなり立場が弱いです。(Openworkより)

育児制度など安心できる制度がある点や女性管理職がいる点では、キャリア面も含めてモチベーションが上がりそうですね。ただ人数が圧倒的に男性が多い分、不利益に感じることも多いようです。

会社の体質に対する口コミ・評判

最後に会社の体質に対する口コミ・評判もご紹介します。

ベースとして古い会社だと感じる。同僚や上司に気を使うことなく有給取得できる。早く成果を出すというトップの方針に対して、無駄な業務をなくそう効率的に働こうというメッセージが出されるが、現場でほんとに無駄だと思われている慣例はなくなる方向にない。(Openworkより)

良くも悪くも創業者一族による独裁経営。意思決定は早いが、経営方針が社員に伝わらない。組織で仕事ができない。(Openworkより)

創業者一族が経営を主導しているためか、あまり体質に変化が見られないようですね。意思決定が早いものの現場などに伝わりにくいのも惜しいと言えるでしょう。

武蔵精密工業に本気で転職したいのであれば転職エージェントの活用がおすすめ!

武蔵精密工業の特徴や転職事情を見てきて、本格的に同社への転職を目指そうと考える人もいますよね。もし同社の内定を得たいと強く思うのであれば、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントでは多くの求人が扱われている分、普通に転職活動するよりも大幅に応募の機会に恵まれます。加えて武蔵精密工業の選考に関するノウハウを知りやすい点も魅力です。

転職エージェントの中でもリクルートエージェントは特におすすめの業者に挙げられます。業界随一の求人数を誇る上、優秀なアドバイザーが多いためです。

なお転職エージェントは複数登録がおすすめであるため、リクルートエージェントを中心に利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は武蔵精密工業への転職について、同社の評判とともに見てきました。パワートレイン関係の部品で有名な同社は歴史も長い上に、待遇も安定しています。

知名度や安定性が高い分、武蔵精密工業の転職難易度は高いです。同社が掲げるムサシフィロソフィーや武蔵マン精神、経営方針をもとに対策を行うと良いでしょう。

加えて事前に英語力を身に付けておくと、入社後のコミュニケーションや昇進で役立ちます。また転職対策の際は転職エージェントの利用もおすすめです。

武蔵精密工業では様々な部品に携われる他、海外を舞台にした仕事もできます。好きな車種に関わりたい仕事をしたい人や海外志向の人に向いているでしょう。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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