36~37歳のニートは就職できる?おすすめの就職方法を伝授

36歳、37歳など35歳を突破し、40代突入を意識しはじめたニートの方の場合は、将来が不安になったり今後二度と就職できないのではないかと焦ったりすることもあるでしょう。

確かに、20代や30代前半の方のように「就職しやすい」ということはできません。ただ、このままニートの生活を続けるには大きなリスクが伴います。

36歳、37歳の方の場合は、諦めなければ就職できる方法もあるので、まずは第一歩を踏み出してみることが大事です。そこで今回は、36歳~37歳のニートの方の就職率や、おすすめの就職方法をご紹介します。

目次

36~37歳のニートはどんな人?

35歳も過ぎてニートだなんて自分だけなのでは?と思う方もいるかもしれません。ただ、意外と30代のニートはたくさんいます。ニートの実態を調査しましたので、確認していきましょう。

ニートとは

そもそもニートって何?と聞かれると、ぼんやりとしか答えられない方も多いことでしょう。ニート以外にも、フリーターや引きこもりなど、似たような定義のものはいくつかあります。

ニートはもともとイギリスから来た言葉です。イギリスの定義によるニートとは、「16~19歳の若者で、学生でもなく、働いておらず、仕事に就くための職業訓練も受けていない人」です。

一方日本では、厚生労働省により以下のように定められています。

  • 15歳から34歳
  • 働いていない
  • 通学もしていない
  • 家の仕事や家事を手伝っていない
  • 仕事に就くために就職活動もしていない

趣味や生きがいのために生きている方や、療養のために生活を送っている方などもニートに分類されます。

また、36~37歳の場合、もはや「ニート」とは呼べません。この場合は「引きこもり」と呼ばれるのが一般的です。

年齢別の割合

ニートは若い人が多く、家庭を築く年齢になると責任感も出てニートの数が減るのでは?というイメージがありますが、実際ニートに年齢は関係ありません。

年齢 割合(万人)
15~19歳 9万人
20~24歳 15万人
25~29歳 14万人
30~34歳 18万人
35~39歳 18万人

(参考:総務省統計局「労働力調査」)

30代が一番多いという結果になりました。

年齢が若くなるにつれて人口が減少していくこともありますが、30代以上のニートは就職しにくいことや、就職を諦めてしまう方がいるのも原因となっている可能性があります。

学歴や前職

36歳~37歳あたりの年齢のニートの方はどのような特徴があるのか、学歴や前職を調べました。

学歴 割合(人/100人)
中卒 8.7
高卒 2
大卒 0.8

(参考:厚生労働省「厚生労働白書」)

学歴で見ると、中卒の方が多いようです。100人中8人以上が中卒で、2人が高卒。大卒は1人にもなりません。ただ、調査によっては学歴による割合は同じくらいと出ているものもあります。

また、ニートの前職を調べた結果は、以下のとおりです。

前職 割合(%)
サービス業 31.1%
生産労務職 25.1%
営業販売職 22.8%

(参考:財団法人社会経済生産性本部「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書 」)

厚生労働省が委託したこの調査によると、ニートの方の前職TOP3はどれも「資格や経験が必要のない仕事」であることが分かりました。

資格がないと、次の仕事を見つけるのは比較的難しいのかもしれません。

とはいえ、やはり「経験者」というのは武器になります。「経験者優遇」と求人票に記載している会社も少なくありません。

30代のニートが多い原因は?

30代のニートが多いのはなぜでしょうか?学歴や前職の他にも3つ理由があります。ニートが多い理由を知り、今後の人生を考えるうえでの参考にしましょう。

ニートの期間が長すぎる

ニートの期間は、長くなればなるほど就職しにくくなるというデメリットがあります。気ままで、ストレスが少ないニート生活ですが、良いことばかりではありません。

厚生労働省の調査によると、フリーター期間が半年の場合は男性の72.5%が就職できています。一方、3年超の場合は57.0%にまで就職率が減少することが分かっています。

学生時代から引きこもりが始まった場合は、20年近く社会に出ていないことになるので、就職できる確率はもっと低くなるでしょう。

就職氷河期世代で就職できなかった

一般的に氷河期世代とは、37歳~51歳あたりの年齢の方です。学生が就職しようにも、団塊の世代の人口が多いため飽和状態で、求人数が少なく、就職難の時代でした。

良い大学を出ていても、優秀な人材でも、なかなか採用されなかったため、希望通りでない就職先で働くことになった方も少なくありません。

派遣社員になったり、フリーターやニートの道を歩むことになった方もいます。

30代の就職率は高くない

若いほど就職率が良いのは、ニートもそうでない場合も変わりません。

年齢 割合(%)
15~19歳 29.9%
20~24歳 32.7%
25~29歳 25.5%
30~34歳 18.1%
35~39歳 15.5%

(参考:平成29年版就業構造基本調査「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」)

30代になると一気に10%台まで減少します。20%を超えるのは29歳までです。特に、35~39歳は15%程度とこの中では最も就職率が低くなっています。

5歳ごとに区切ってはありますが、35~39歳の中でも、おそらく年齢は若ければ若いほど就職率が高く、低くなるにつれて低くなると考えておいた方が良いでしょう。

36歳、37歳の方で将来に不安を感じている方は、一刻も早く就職することをおすすめします。

36~37歳のニートが就職しない3つのリスク

36~37歳の方で、就職しないことを選択した場合は、どうなるでしょうか。「もう働かなくて良いか…」という気持ちになってしまった方もいるかもしれません。ただ、引きこもりを続けるといくつかのデメリットが発生します。

お金が貯まらない

収入がなければお金は出ていく一方なので、貯まりません。家族がサポートしてくれている場合も、本来であれば貯蓄に回せる分が支出に転じてしまうため、家族の貯金額が減ります。

老後はどうなるのか、病気になっても治療は受けられないのでは?といった不安が常に付きまとうでしょう。

また、そこまで行くと、ただ生きていくのにも、欲しいものを我慢したり、安いものを購入するなど我慢の生活が続きます。

「生きていても楽しいと思えない」「生きる意味がない」と感じることもあるかもしれません。精神的な疾患にかかると社会復帰はより難しくなります。

社会的地位が低く不便を感じる

ニートは「無職」と分類され、収入がないためローンを組むことができません。車や家はもちろん、クレジットカード1つ作るのも難しいでしょう。

また、近所の方の視線が気になったり、友達とも気軽に会えなくなるといったデメリットもあります。社会的地位が低いことで不便を感じることも多々あるのではないでしょうか。

家庭を持つことは難しい

仕事がない場合は、家庭を持つことも諦める必要がでてくるかもしれません。「共働きしたい」「外に出たい」と思う女性は多いものの、「旦那と子どもを養いたい」と思う女性はほとんどいないでしょう。

妊娠・出産、育児に加え、旦那の世話と安定した稼ぎまで求められることになれば、結婚するメリットがありません。ニートの男性は家庭を持つことは厳しいため、孤独な老後を味わう可能性もあります。

36~37歳のニートから職場復帰すべき3つの理由

36~37歳のニートの方には、40代に突入するまでに就職することをおすすめします。その理由を確認していきましょう。

40代以上は就職がさらに難しくなる

20代に比べて30代の就職率が下がったのと同じ理由で、40代以降はもっと就職率が下がります。そもそも、求人数が減ってしまうためなかなか就職が決まらないということもあるでしょう。

40代になると、定年退職である65歳まで長くて25年。20代に比べると20年も短くなります。厳しい言い方ですが、採用する側からすれば、40代のニートを雇うメリットがありません。

体力勝負の仕事ができなくなる

男性でも、30代半ばになると「体力が落ちた」と実感する方も少なくありません。夜勤や外仕事など体力勝負の仕事は難しくなり、需要も減ってしまいます。

体力勝負の仕事は「未経験OK」の場合も多いので、本来であればニート方の就職先として有力候補になるはずです。しかし、ニート生活が長く社会経験がないうえに、体力もなくなると、就職がさらに困難になるでしょう。

実務経験が求められる

未経験可能な求人が減るということは、実務経験があれば採用される可能性があるということになります。ニートになったばかりの方なら、早めに就職できるかもしれません。

40代といえば「中間管理職」を与えられる年代です。企業側は、即戦力になれる方や、別の企業のノウハウを教えてくれるような「会社にとって有利になる方」を採用します。

社会経験のないニートが就職するためには、40代に突入する前に頑張って就職先を決めましょう。

36~37歳のニートが就職しやすい業種3選

36歳~37歳のニートの方は、「興味のある分野が良い」「楽しくなければ」といった条件を付けると、就職は決まりにくい年齢です。就職しやすい業界を狙いましょう。

建築業界

建設業界は、高齢化が進み求人が増えています。また、「施工管理」や「建築士」といった資格が必要な仕事以外であれば、特別なスキルがなくても始められることがほとんどです。

建設業はアルバイトやパートを募集していることも多いので、まずは試しにやってみるのも良いでしょう。建設業界は、以下のような方に向いています。

  • 体力がある人
  • 接客が苦手な人
  • アルバイトからはじめたい人
建設業界の平均年収は500万円程度です。日本の労働者(男性)の平均年収が405万円なので、平均より多い収入を得ることができるかもしれません。

介護業界

介護も人手不足で有名な業界です。また、介護助手であれば資格がなくても働くことができます。

介護の場合は、労働環境が施設によって大きく変わるでしょう。人間関係が苦手な方でも、小規模の施設にすれば関わる人数を少なくすることが可能です。介護業界は、以下のような方に向いています。

  • 人から頼られることが好きな方
  • 安定した収入が欲しい方
  • 多くの人と関わるのが苦手な方
介護業界の平均年収は、300万円程度です。今後も需要が減ることはない仕事なので安定した収入を得ることができるでしょう。

運送業界

運送業界も、30代の男性であれば未経験でも就職できるチャンスがあります。トラックの運転手、引っ越し屋さん、タクシードライバーなどが運送業です。

人と接することが少ない仕事を選ぶなら、トラックの運転手や倉庫内の作業員などが良いでしょう。

特別な資格は必要ないですが、夜間の勤務や長時間運転の可能性があるため、体力がある男性の方が就職できる確率は上がります。運送業界は以下のような方におすすめです。

  • 運転免許を持っている方
  • 人と接するのが苦手な方
  • 高年収に魅力を感じる方
運送業界の平均年収は400万円程度です。ただ、長距離運転手の場合700万円程度の年収がある方もいます。

36~37歳でニートが就職するための2つの方法

36~37歳のニートの方が就職するための具体的な方法をご紹介します。これから就職活動を始める方は参考にしましょう。

公的機関を利用する

ハローワークにはたくさんの求人が来ます。求人に関する相談や、履歴書の添削なども無料で行ってもらうことができるので、就職を目指す方におすすめです。

また、職業訓練校といった知識やスキルを学べる講座も開いています。平日朝9時から夕方4時頃まで毎日講座があり、3ヵ月間や6ヵ月間など決められた期間通うため、学校にような感覚で利用できるでしょう。

就職前にスキルを身につけたい方は、利用してみてはいかがでしょうか。

就職エージェントに登録する

就職エージェントも利用してみましょう。持っている求人はエージェントによって異なるので、いくつか利用してみるのがおすすめです。

就職エージェントでも、多くの場合、履歴書の添削や面接対策などを行ってくれるサービスがあります。就職エージェントの方は企業と近い関係にあるので、より的確なアドバイスをくれるでしょう。

無料で利用できるので、まずは気軽に相談に行ってみましょう。

まとめ

36歳~37歳のニートの方は、諦めなければ就職できます。体力が衰え、需要が完全になくなるまでに就職活動を始めると良いでしょう。

ニートでい続けるメリットはありません。早めに就職して新しい人生を手に入れましょう。今回ご紹介した方法もぜひ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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