28・29歳ニートは就職できない?職務経験なしで就職する方法

30歳目前の28~29歳のニートの方の中には、「もう就職は無理かも…」なんて諦めている方もいるかもしれません。特に職歴なしの場合、就職に大きなハードルを感じることもあるでしょう。

でも、28~29歳なら就職することも可能です。今回は28~29歳のニートの就職事情や就職方法についてご紹介します。ニート生活からの卒業を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

28歳~29歳のニートはどれくらいいる?

28~29歳は30代目前です。高校を卒業してから社会に出ていれば10年、大卒でも6年以上と経験を積み、責任ある仕事も任され始める年齢でしょう。結婚し子どもを育てている方もいます。

「ニートなんて自分だけなのでは」と悲しい気持ちになるかもしれません。でも、同年代のニートは意外とたくさんいます。28~29歳のニートの割合や体験談を確認してみましょう。

ニートの割合や年齢

同年代の25~29歳のニートは14万人と少なくありません。どの年代も大きな差はなく同じくらいの数の割合とも言えます。

年齢 割合(人数)
15~19歳 9万人
20~24歳 15万人
25~29歳 14万人
30~34歳 18万人

(参考:総務省統計局「労働力調査」)

ずっと同じ人がニートでいるわけではないことが予想されるので、「ニートでい続ける人」「新しくニートになる人」「ニートから卒業する人」が存在していることでしょう。

一定数はニートを脱却できていると考えると、自分にもできそうな気がするのではないでしょうか。

体験談・口コミを紹介場合はどうなる?

ニートの方はどのような生活をしているのか「ニート」という検索ワードを元に調べてみました。

ニートから脱却し起業したケース

企業に就職したケース

一度社会に出てまたニートになったケース

ずっとニートでいる方は少ないような印象を受けました。就職したり、その後に起業したりと、積極的に活動している方も多いようです。

まだ何も経験がない方は、少しやる気を出して就職活動する必要があるかもしれません。

28~29歳でニートでいるデメリット

28~29歳でも就職せずにニートでいることには「自由」「楽」などのメリットがあるかもしれません。ただ、大きなデメリットもあります。30歳を目前にしたニートならではのデメリットを確認していきましょう。

どんどん就職しにくくなる

ニートの時間が長くなればなるほど就職が難しくなるという調査結果があります。

期間 就職率(男性)
6ヵ月以内 72.5%
3年超 57.5%

(参考:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」)

フリーターの調査結果ですが、6ヵ月以内であれば正社員になれる方は7割を超えています。一方、3年以上の場合は5割まで減少するようです。

もっと期間が長くなればさらに就職率が下がることが予想されます。今後社会に出るのであれば、早いうちに就職活動を行いましょう。

結婚や子育てに影響する

28~29歳は、結婚する方も多い年代です。子どもがいる方も少なくないでしょう。同い年の人が家族を養うために社会で必死に働いている中で、「ニートを続けても良いのか」と葛藤することもあるかもしれません。

女性も、ニートの方に対して同じことを感じる可能性があります。結婚生活を営む上で、社会的に責任を負える人と結婚したいと感じる方は多いでしょう。その際、仕事がなく勉強もしていない、働く意思のないニートと結婚するのはリスクが大きすぎます

お金がなく老後が不安

ニート生活を続けると、結婚が難しいだけでなく老後の心配も出てきます。実家が資産家で莫大なお金が手に入るわけでないのであれば、ずっとニートでいるとどんどんお金が無くなっていくでしょう。

老後資金は一般的に2,000万円程度必要と言われていますが、福利厚生が充実している企業で正社員として働けば、退職金でいくらか賄うこともできます。一方ニートを続けると、毎日生活を送るだけで精一杯になり、老後資金を用意する余裕はないでしょう。

結婚相手も家族もいない、お金もない最後は少し寂しい気がします…。

28~29歳のニートでも就職できる!

28~29歳のニートは、これ以上ニート生活を続けるとデメリットの部分がどんどん大きくなっていきます。できるだけ早く手を打ちましょう。28~29歳は、まだ就職できる確率が高い年代です。20代のうちに就職すれば、65歳の定年まで30年以上は働けるため、企業にとっても雇うメリットがあります。

年齢 フリーターが就職できる割合(%)
15~19歳 29.9%
20~24歳 32.7%
25~29歳 25.5%
30~34歳 15.5%

(参考:若者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状「平成29年版就業構造基本調査」)

とはいえ、20代前半のように「余裕」があるわけではなく、ギリギリの状況に居ると考えましょう。30代に突入すると、一気に10%も就職率は下がります。

30代になると、社会に出て10年以上経ち、同年代はすでに役職に就いている頃です。一から始めるには遅く、30代での就職には「資格」「実務経験」「即戦力」といった要素が必要になります。

28~29歳のニートは就職前に準備をしよう

28~29歳のニートは、まだギリギリ就職が間に合う状況です。就業の経験がない、資格がないといった方は特に、早めに準備を始めましょう。就職に向けてできることはたくさんありますが、その中でも最も重要なことを3つご紹介します。

派遣やアルバイトから始める

職務経験や資格、学歴などに自信がない方は、まずはアルバイトや派遣の仕事を始めてみましょう。実際に責任を持って働いてみることで、ここまでできる!という自信が付き、新しい仕事にもチャレンジしやすくなります。

また、28~29歳の男性に特におすすめなのは、派遣社員です。派遣社員は正社員と似たような仕事を行いますが、正社員程責任のある仕事は任されない場合が多く、また、残業や休日出勤も少なめです。

ただ、企業に直接雇用される正社員とは異なり、派遣会社の業務規定に準じて働くため、ボーナスや福利厚生はあまりよくないので、仕事ができるようになると不満が出てきやすい傾向があります。派遣社員でお試ししてから正社員として転職活動するのがベストでしょう。

ニートである理由を考えておく

ニートから脱却するためには、就職活動を行う必要があります。その際に準備していきたいのが、「面接対策」です。面接では、あらゆることを聞かれます。時には想定外の質問もあるでしょう。

ただ、ニートになった理由やニートとして生活していた期間に行っていたことなどは、どの企業の面接でも聞かれる可能性が高いです。なぜニートになり、その間何をしていたのか。企業の欲しい答えを想定しておきましょう。また、その答えが嘘にならないよう、実際に活動しなければなりません。

資格を取得しておく

ニートになった期間何をしていたのかと聞かれた際には、正当性のある理由を答えるのがベストです。例えば「資格取得に向け本気で勉強していました」「毎日8時間勉強し、〇〇の資格を取りました」など、資格を理由にすると好印象になるでしょう。

「ニートになりたくてなったのではなく、目的や夢がありニートにならざるを得なかった」といった印象を与えることができます。ニートの期間はおそらく忙しくないので、何か1つでも資格を取得してみましょう。

ニートから脱却するためには、ニート期間に準備を進める必要があるということですね。

ニートが就職する3つの方法

ニートが就職するためには、事前に準備をしておく必要があるとお伝えしました。ここでは、実際に就職活動を始める際におすすめの方法をご紹介します。「何から始めよう…」と悩んでいる方は参考にしてみてください。

公的期間の支援を受ける

公的機関には就職を支援する制度があります。ハローワークでは、就職支援として履歴書の添削や求人紹介だけでなく、職業訓練も実施しています。

学校のように毎日6時間程度通い、講義を受けます。その中で面接練習や、実際に働いた際のロールプレイングなどの時間も設けられていますので、すぐに活かせるスキルを身につけるけることができるでしょう。

就職しやすい職業を狙う

28~29歳のニートは「就職しやすい年齢」のギリギリセーフのラインです。つまり、同じ条件でもっと年齢が若い方がいれば、就職できない可能性もあります。

そのため、自分のやりたいことや理想の職場を追求することはおすすめできません。就職できない可能性が高く、自信がなくなり社会に出たいという気持ちもなくなってしまうことが予想されるからです。できるだけ就職しやすい職業を選び、まずは社会経験を積んでみましょう。

就職エージェントを利用する

就職先を見つける際に、パソコンやスマホから求人サイトを見ている方は多いことでしょう。ただ、実際世の中に出ている求人は一部と言われており、各エージェントは公表していない、または公表する前の求人を持っている場合が多いです。

就職エージェントにいくつか登録し、それぞれのエージェントから求人紹介をしてもらいましょう。そうすることで、より多くの企業と出会うことができ、自分に会いそうな企業も見つけやすくなります。

28~29歳のニートが就職しやすい職業5選

28~29歳のニートの場合、就職先は選び放題というわけにはいかないでしょう。高みを目指し自分の求める分野に就職することにこだわるよりも、とりあえず職務経験を積むことの方が重要です。その先に、自分の望む職業に転職できる可能性が広がります。

ここでは、28~29歳のニートにおすすめの職業をご紹介します。就職したいと考えている方は、参考にしてみてください。

工場勤務

工場勤務の仕事は、比較的就職しやすいでしょう。資格が必要な分野もありますが、多くの場合特別な資格やスキルがなくてもできます。また、アルバイトや期間社員などからはじめられることも多いので、自分に合う職場を探してから就職活動を行うこともできます。

製造業の大手企業も工場をたくさん持っていますので、大手企業に勤務するチャンスもあります。また、夜勤なども多いことから、体力のある若い男性は企業から好まれる傾向があるため、28~29歳のニートの方にもおすすめです。

年収や条件、メリットは以下を参考にしましょう。

  • 製造業の平均年収は約520万円
  • 大手企業は福利厚生が手厚い傾向あり
  • 未経験からでも始められる
  • 人と関わることが少ない

運送業

トラックの運転手、タクシードライバーなどの運送業も28~29歳のニートの方におすすめです。特に、トラックの運転手は、人と関わる必要がほとんどありません。また、今後も通信販売事業は衰退するとは考えにくいため、仕事の需要が一気に減る可能性が低く食いっぱぐれのない仕事と言えます。

長時間運転することも多いため、体力がある若い男性は重宝されます。大型自動車の運転免許は必要になるかもしれませんが、そのほかには学力や資格などがなくてもできる仕事です。

年収や条件、メリットは以下を参考にしましょう。

  • 運送業の平均年収は300~450万円
  • 資格や学歴がなくてもできる
  • 人と関わることが少ない
  • 長時間運転もあるため体力が必要

システムエンジニア

システムエンジニアは、システム開発を行うのが主な仕事です。プログラミングの知識が必要になりますが、必須でない場合もあり未経験でもシステムエンジニアになることはできます。ニート生活の中で、パソコンなどの機械を使用することが多い方には向いているかもしれません。

また、平均年収も比較的高めなので、システムエンジニアとして就職できれば経済的な心配事は減るでしょう。システムエンジニアとして経験を積めば、大手企業や外資系企業に勤めるなど夢や可能性は広がります。

年収や条件、メリットは以下を参考にしましょう。

  • システムエンジニアの平均年収は約550万円
  • 未経験からはじめられる場合もある
  • 黙々と作業したい方に向いている
  • 企業によっては勤務時間が長いケースも

接客業

人とのコミュニケーションが求められる接客業に、抵抗がある方も多いかもしれません。ただ、接客業には様々な種類があります。例えば、飲食店、アパレルはもちろん、携帯ショップやホテルの従業員なども接客業に入ります。

スーパーやホテルは裏方の仕事も多く、その場合は人と関わることも少ないでしょう。また、特別なスキルがなくても仕事を始めやすいのも接客業の特徴です。

年収や条件、メリットは以下を参考にしましょう。

  • 接客業の平均年収は約300万円
  • 特別なスキルや資格が必要ない
  • 裏方の仕事を選べば接客しなくて良い
  • 男性が少ない職業なので重宝される

建設作業員

建設作業員は、大工や土木作業員、鳶などの建設に関わる仕事に就く人のことです。基本的には、専門的な知識やスキルが必要になりますが、補佐の役割からなら未経験でも始めることができます。建設業界は高齢化が進み人手不足の状況なので、若い男性の需要は高めです。

建設作業員の仕事は大変さもありますが、就職の際に学歴に左右されることが少ないため比較的採用されやすい職業と言えます。

年収や条件、メリットは以下を参考にしましょう。

  • 建設業の平均年収は約391万円
  • 学歴に関係なく仕事に就ける
  • 人手不足のため比較的就職しやすい
  • 重い物を運ぶため体力が必要

まとめ

28~29歳のニートは、就職できる年齢ではありますが、ギリギリラインとも言えます。「このままニートでいたくない」「いずれは就職したい」と考えるのであれば、早めに行動しましょう。

ニートの期間中にも就職に向けた準備が必要です。今回ご紹介した方法もぜひ試してみてください。また、28~29歳のニートが就職先を決める際には、まずは就職しやすい職業を狙い、実務経験を積むことが重要です。まずは自信とスキルを身につけ、自分の本当にやりたい仕事に転職しましょう。

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この記事を書いた人

転職を複数回重ね、平均年収1000万円を超える大手企業からベンチャー企業まで経験してきました。転職や就職活動におけるノウハウや、仕事の悩み、ビジネススキルに関する情報まで幅広く発信していきます。

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